JR四国は6日、新事業としてリハビリ特化型デイサービスに参入すると発表した。専門企業と組み、今夏にも香川県内に2店舗を開業。運営ノウハウを学んで駅周辺のグループ資産を活用しながら、四国内で十数店舗の展開を目指す。人口減少下で鉄道事業収入が減る中、事業領域を拡大して高齢者の健康を支援し、鉄道や駅施設の利用を増やす波及効果を狙う。デイサービスを全国展開するインターネットインフィニティー(IIF、東
本庄市は6月1日から、全国初の成年後見制度に特化した電話相談「後見ほっとライン」を開設、運用を始める。制度を熟知した専門のオペレーターが成年後見の必要性の査定などきめ細かく対応することで、気軽に相談しやすいような環境を整える。市は相談実績などを踏まえ、来年度以降の本格実施を検討する。 この事業は市と綜合警備保障、一般社団法人「後見の杜(もり)」が協働で実施。綜合警備保障などは群馬県の富岡甘楽圏域(富岡市など4市町村)でも同時にスタートする。 成年後見制度は、認知症や知的障害などで判断能力が不十分な人の財産管理などを弁護士などが後見人として支援する。ただ、制度自体が分かりにくく、個人情報も絡むことから、市がこれまで実施してきた窓口での対面式の相談件数は年10件程度にとどまっていた。 後見ほっとラインは、オペレーターが成年後見制度を熟知しており、制度の説明や成年後見の必要性に加え、金銭トラブル
2018年5月25日(金) 配信 アウト・ジャパン(小泉伸太郎社長)が新通(樋口荘一郎社長)と共同で復興庁に提案した、「目指せ!ダイバーシティ東北【LGBTツーリズム】」がこのほど、2018年度「新しい東北」交流拡大モデル事業(広域型)に選定された。事業内容の1つである、LGBTツーリズムセミナーを6月14日(木)から東北6県で開く。 復興庁が行う「新しい東北」交流拡大モデル事業(広域型)は、東北への外国人旅行者の誘客を促進するため、観光先進地を目指す民間の新たな試みを支援する取り組み。「目指せ!ダイバーシティ東北【LGBTツーリズム】」は、東北でインバウンドのLGBT誘客に向けた取り組みを実施する。東北6県でセミナーを実施し、LGBTフレンドリー化を進めることや、世界各国のLGBTマーケットに集中したプロモーションを行うことで「LGBTツーリズム」の実現を目指す。 □LGBTツーリズムと
自然豊かな国が上位にランクイン 「統計情報サイトUSニュースによる2018年の「余生を快適に暮らせる国・地域ランキング」が発表され、日本は42位に選ばれた。トップ3はニュージーランド、オーストラリア、スイスで、上位国は広大な自然と生活の質の高さが高評価につながった。 アジア圏ではタイ、フィリピン、マレーシアと東南アジアが人気だが、物価の手頃さが最大の利点になっており、安全性などが含まれる暮らしやすさの評価は極めて低い。 どういった点が余生を過ごすのに快適と判断されたのか、詳しくみてみよう。 ランキングの結果は ランキングは、世界の消費者2.1万人を対象に実施したアンケート結果から、45歳以上の高所得層の回答者が老後の生活に優しいと高く評価した国・地域を順位付けしたもの。 評価基準 は、7つの項目(気候・生活費・税制・保険制度・親しみやすさ・財産権・住みたいと思える国か)に焦点を当てている。
所得の少ない人やお年寄りらの賃貸入居を「断らない住宅」を増やそうと、国土交通省が始めた制度に登録された住居の数が、目標の0・4%にとどまっている。2020年度に17万5千戸の目標だが、現在は622戸。スタートから半年だが、自治体が支援に及び腰で、家主が登録に二の足を踏んでいるのが要因だ。 制度は2017年10月に施行された「新たな住宅セーフティーネット法」に基づいて新設された。低所得者や高齢者、障害者など「住宅確保要配慮者」の入居を家主が断らない住宅を自治体に登録してもらう。家主は家賃滞納などを警戒し、高齢者や障害者らの入居に拒否感を抱きがちだ。実際に入居を断るケースもあり、こうした現状を打破しようとのねらいがある。 家主は、空き家の場合の改修工事に最大計200万円、家賃補助に月最大計4万円の支援を国、自治体から受けられる。法律上の義務はないが、国交省は予算を確保。実際に事業を行うかどうか
LGBT(性的少数者)を含め、誰もが温泉を楽しめる方法を探る「第1回LGBT温泉会議in別府」が1日、大分県別府市の市営温泉「北浜温泉テルマス」であった。市内外のLGBT当事者や、地元の温泉・観光業関係者ら約40人が参加。別府市のあるべき姿について、温泉の湯につかりながら議論を深めた。 別府市は2016年1月、LGBT観光客の受け入れについてのセミナーを開くなど、「LGBTフレンドリー」な観光地を目指している。今回のイベントはNHKの番組収録の一環で開催され、同市が全面的に協力した。 この日は、入浴客の見た目で男女を判断する「見た目の湯」、戸籍の性別に基づいて入浴する「戸籍の湯」、本人が入りたい湯を選ぶ「自己申告の湯」の3回に分けて入浴。男湯・女湯それぞれで、生まれた時の体の性別とは異なる生き方をするトランスジェンダーが温泉で経験する悩みなどを話し合った。中には「10年以上ぶりに大きなお風
学生向け賃貸住宅市場が活況だ。大学進学率の上昇や外国人留学生の増加を追い風に、付加価値を高めたマンション・寮の開発が進んでいる。賃貸市場は空き家の増加が影を落とすが、学生向けは安定成長が見込めるとして新規参入が相次いでいる。(田村慶子) 充実の住環境 周辺に大学が集まる東京都豊島区の住宅街で、東急不動産が初めて手がける学生マンション「キャンパスヴィレッジ椎名町」が3月に開業した。全167室は完成前に予約で満室。人気の理由は、学生や親が喜ぶ至れり尽くせりの施設・サービスだ。24時間対応で警備員が駆け付ける防犯対策、居住者が交流できるカフェテリア、栄養士による健康的な食事…。古くて粗末な学生アパートのイメージとは雲泥の差だ。 東急不動産ホールディングスは、このマンションを運営する学生情報センター(京都市、ナジック)を平成28年11月に子会社化し、学生マンションに本格参入。関西でも初の物件「キャ
特殊詐欺「軽い気持ちで」=暴力団の影、逃げられず-少年ら証言集めDVD・警視庁 指定暴力団 特殊詐欺に加担した少年らの証言をまとめたDVDを見る高校生ら=4月27日、東京都内 おれおれ詐欺など特殊詐欺に加担する未成年者が後を絶たない。「遊ぶ金欲しさに軽い気持ちだった」と話す少年ら。背後には暴力団の影がちらつき、「嫌だったけど、暴力を振るわれるので逃げられなかった」と明かす。警視庁は証言をまとめた啓発DVDを作成し、加担防止に力を入れる。 偽検察庁HPに誘導=特殊詐欺で新手口-警視庁 詐取金を受け取る「受け子」役を繰り返して逮捕された少年(19)は、先輩から「稼げる仕事がある」と誘われたと話す。詐欺だと分かったが、身分証を取られ、逃げようとすると暴行された。暴力団も絡んでおり、「逃げると友達も暴行されるし、お金が稼げるなら」と自分を納得させた。 最初は被害者に申し訳ないと感じていた。しかし、
架空請求詐欺の被害を未然に防いだとして、セブンイレブン江差愛宕町店(北海道江差町)のパート従業員、蛯名真利子さん(65)が今月、江差署から感謝状を贈られた。「高齢者がアマゾンで多額の買い物をするのはおかしい」。高齢の女性客の依頼を不審に思い、警察への相談を勧めたという。 蛯名さんや署によると、70代の女性が16日夕方に来店し、アマゾンのコンビニ代行決済で10万円を支払おうとした。日頃、店でアマゾンの代行決済を利用するのは若い客が多い。支払いが高額なこともあり、違和感を覚えたという蛯名さん。「特殊詐欺は日頃から意識し、お客さんに注意を促そうと心がけています」と話す。 女性は蛯名さんの勧めで署に相談。架空請求のはがきを自宅に送りつけ、身に覚えがない買い物の代金を払わせる詐欺と分かった。 同署管内では、「訴訟通知」や「消費代金未納」など架空請求詐欺とみられるはがきが届いたとの相談が急増している。
故人の遺品を片付ける「遺品整理」。経験者の多くは「大変だった」と振り返る。日用品をはじめとする遺品が思ったより多かった、ということもあるだろう。しかし、それ以上に大変なのは、遺品を通して故人との思い出に向き合わなければならない点にある。「思い」を大切にする遺品整理のあり方とは。 整理できない思い出 大切な人を亡くした悲しみは深い。特に配偶者が亡くなった場合は、なかなか悲しみから抜け出すことができない。 グリーフ(悲嘆)ケアのあり方について研究する坂口幸弘・関西学院大教授は「長く悲しみに沈む人を見て、いつまでも遺品をそのままにしておくから気持ちの整理ができないのでは、という人がいます。しかし、遺品を整理したら気持ちも整理できるというものではありません。遺品整理のタイミングは、自分がやろうと思えたときでいいのではないでしょうか」と語る。 家財整理の業界団体「家財整理相談窓口」の神野敏幸代表は「
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