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ブックマーク / mazmot.hatenablog.com (3)

  • 価値観から逃れられないからこそ、いったんそこを保留にすることが重要になるという話 - 「良い」「悪い」で見えないもの - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    何の気なしに書いたブコメに星がいっぱいついて慌てることがある。いや、私の意見に何かを感じてくれた人が多いのは単純に嬉しい。一生懸命考えて書いたブコメだと、特に嬉しい。慌てるのは、何の気なしに書いたものが思わず伸びるときだ。詰めて書いてないから、曖昧になっている。曖昧なぶん、ときには真逆に受け取られることもある。これまでも何度かそういうことがあった。そして、昨日も。 問題のブックマークコメントは、これだ。 新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔) | 現代新書 | 講談社(1/5) 「良いこと」とか「悪いこと」という言い方が、そもそも歴史に向き合う態度じゃないと思う。 2021/06/27 10:49 b.hatena.ne.jp 元の記事は、「ナチスもよいことをした」と主張する人々に対して、「それはおかしいよ」と、を紹介しながら述べるものだ。私は基的に

    価値観から逃れられないからこそ、いったんそこを保留にすることが重要になるという話 - 「良い」「悪い」で見えないもの - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
  • こみいった話をこみいったままに書くのは難しい - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    著者ってのは救いようのないくらい文章が下手くそだ。若いころ編集業界の末端にいた私は、傲慢にもそんなふうに思っていた。なんでこんなわかりにくい文章を書くんだ、ここは整理したらもっと論旨がすっきりするじゃないか、ここはほとんど繰り返しじゃないか、こんなところで横道にそれるなよ、みたいに、激しいツッコミを入れながらゲラを読んでいた。ときにはびっしりとコメント付きで著者に戻すことさえあった。「3行で書けるところに50行かけるなよ」という感覚にそれは近いかもしれない。 だが、年齢を重ねるとともに、あれは決して著者の文章力の問題ではなかったのかもしれないと思うようになってきた。なにも、一部の文芸業界のように著者様は神様ですみたいな感覚になってきたのではない。そうではなく、著者であっても自分と同等の人間であり、やはりある程度は読みやすさ、読みにくさというものを知っているはずだということに気づいたのである

    こみいった話をこみいったままに書くのは難しい - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
  • たねをとるのは自然権 - 種苗法に寄せて - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    種苗法改正を巡って、いろいろな人の声を聞くようになった。私は以前、自家採種に関するの編集に携わったこともあって、この方面には決して無関心ではない。けれど、法制度に関してはそのの著者グループの間でさえ温度差があり、私のようなシロウトがあまり踏み込んではいかんのだろうという感覚もおぼえた。現行の制度を変えるべきかどうかはともかく、現行の制度でさえ、問題点がないわけではないことも理解できる。なので、改正するのであれば、それはきちんと有識者が議論して、正しい方向性で改正されるべきであり、そういうことであれば、いまさら私がどうこういうことでもなかろうと、近頃では距離をおいていた。 種苗法にかぎらず知的財産関連の制度では、それをタテにとったグローバル企業の世界戦略との関連性が必ずとりあげられる。細かい話をすると長くなるので一言で乱暴に端折ってしまうとそういう世界戦略は概ね人類にとって好ましいもので

    たねをとるのは自然権 - 種苗法に寄せて - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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