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ブックマーク / note.com/imuziagane (4)

  • メモ(加速主義の浅瀬で)|江永泉

    ※ジジェクと小泉義之のに関する私的な思い出をちょっと書いた感じなのであまり踏み込んで紹介とかできていません。 小泉義之「資主義の軛」(『闘争と統治 ― 小泉義之政治論集成 II 』月曜社2021年7月所収)で『闇の自己啓発』が引用された、しかも自分の書いた箇所が引用されたと知ったとき、私は心密かに思い描いていたある事態が到来するのではないかと考えていた(『闇の自己啓発』第1章注30「加速主義」の説明は私が書いていた)。次の指摘を誰かから受けることだ。すなわち、日語版のロジャー・ゼラズニイ『光の王』においては「accelerationism」が「加速主義」ではなく「促進主義」と訳されているではないか(訳者は深町眞理子)という指摘を。このことについて触れられなかったのは心残りのひとつだった(心残りは他にも色々。例えば校正をしている期間に刊行されていた森岡正博『生まれてこないほうが良かったの

    メモ(加速主義の浅瀬で)|江永泉
  • 【EXPLICIT】セカイを侵す愛は、人類への福音か? 『沙耶の唄』読書会【闇の自己啓発会】|江永泉

    闇の自己啓発会は3月21日、都内某所でニトロプラス『沙耶の唄』読書会を行いました。役所暁は体調不良のためZoomでビデオ参加。会話の間合いの取り方などが難しいなぁと思いましたが、人と話すことで元気が出たので、リモート読書会の可能性を感じました。今回は、手塚治虫や死んでしまったワニの話、美少女ゲーム批評などにも触れつつ、沙耶の唄の不思議な魅力に迫ります。 沙耶の唄 Nitro The Best! Vol.2 Windows 10対応版www.amazon.co.jp 3,080円(2020年04月04日 20:48時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jp

    【EXPLICIT】セカイを侵す愛は、人類への福音か? 『沙耶の唄』読書会【闇の自己啓発会】|江永泉
  • 千葉雅也さんの2021年1月22日付ツイートに関連する私見[2021.01.28]|江永泉

    はじめに共著『闇の自己啓発』にて千葉雅也さんに推薦の辞を頂き御礼をお送りしたものとして、また、自分でもレオ・ベルサーニなどを読んでいきつつ、千葉さんの言葉に励まされながらある種のクィア批評に触れてきたものとして、自身でも私見を記しておくべきだと思いました。ただし私は、クィア研究の教授資格に類するものを持たない点で「教授」ではなく「一般人」か、ないしは制度上「教授」でもないのに研究書や論文を読みかじりあれこれと己で考えて話をしようとする意味で、「半可通」であるので、千葉さんの言葉を専門家としてこう受け取ったといった話はできません。以下は私が千葉さんの幾つかのツイートをどう読み何を考えたか書いたものですが、せいぜいが「半可通」の私が専門家の言葉の是非に気軽に口を出せる風潮があるということに何か妙な感じもします。以前、カムアウトをなさっているレズビアンの研究者の発表記事やツイートに対し「一般人」

    千葉雅也さんの2021年1月22日付ツイートに関連する私見[2021.01.28]|江永泉
  • 『闇の自己啓発』の遠回りな紹介(本の「第一印象」に基づくと見られる、幾つかの質問への応答)|江永泉

    はじめに 日(2021年1月21日)、江永泉・木澤佐登志・ひでシス・役所暁の共著『闇の自己啓発』(早川書房)が出版されることとなりました。改めまして、note記事にリアクションをくださった皆様、そして書籍出版まで様々な形でお世話になった皆様に、御礼を申し上げます。 記事では、同書の著者のひとりとして、『闇の自己啓発』という題や概要から抱かれがちな幾つかの予断、先入見に関連する事柄について、一問一答形式で述べてみたいと思います。記号は何でもいいのですが、仮にα、β、γとして三つの問いを立て、それぞれに答えて、順に解説します。あくまで私の答えであり、著者の総意でない旨を始めに表明しておきます。もちろん仮にこれが著者全員の総意であっても、読者は、そうした圧力や指令とは別の仕方で書物と関係を結ぶことができるはずだし、多かれ少なかれ、すべての文章に対し、あなたは、つねにすでにそうしてきただろうし

    『闇の自己啓発』の遠回りな紹介(本の「第一印象」に基づくと見られる、幾つかの質問への応答)|江永泉
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