2015年05月10日10:00 カテゴリ飲食業界社会一般 居酒屋文化の行方 私が幼少の頃、近所の酒屋では夕方になるとカウンター越しに乾きものをつまみにコップ酒を愉しんでいる常連で賑わっていました。いわゆる元祖立ち飲みであります。そんな昔の光景を私が社会人になってから思わぬところで発見しました。夕方の横浜駅、相鉄線への乗り換え通路あたりにかなりの数のオジサンがワンカップで一人飲みをしていたのです。ある意味異様な光景でしたが、多分、ほかの乗換駅でもあったのでしょう。 日本人は酒を通じたコミュニケーションを得意としていました。一昔前、外国人に日本での仕事のコツは、と聞かれれば即座に「本当の仕事は5時から始まる」と答えたものでした。この居酒屋文化は地球上の多くの場所で極めて長い歴史を持っています。古代バビロニアで紀元前18世紀にそれらしきものがあったとされ、庶民の集まる場所として繁栄したのが最古
2015-01-07 ファミコン世代が日本の大衆文化をダメにしている ファイナルファンタジーの広告表現が最近やたら鬱陶しい。 ファイナルファンタジーを過去プレイしていたであろう「ファミコン世代」のためのものである。 このCMを見る度に私は日本の劣化を感じて吐き気がしてしまう。なぜならファミコン世代はもうみんな30代~40代なわけである。つまり中年だ。大の中年が下らないゲームの懐古をしているのである。 ちなみに、トヨタの自動車のCMにも「ファイナルファンタジー」のBGMが用いられている。このシリーズにはほかにも「ドラゴンクエスト」のバージョンもある。 たかが子どもだましのRPGゲームの音楽を自動車のCMに堂々と使うということはあまりに恥ずかしいのだが、映像の撮り方は凝っていて、けっしてダイハツやスズキの軽自動車のCMとは違う。それなのにBGMは下らないRPGゲームの楽曲なのだ。 それどころか
先般、読売新聞に、内部文書を設定ミスで公開してしまったグーグルに対し、その陳謝をメールで行ったことに対して批判的な記事が掲載された(YOMIURI ONLINE 2014年04月20時「陳謝をメールとは…グーグルに鉄道会社あきれ顔」)。 同記事には(鉄道)会社の担当者の話として「問題を起こしたら直接事情を説明するのが普通」「ああいう会社はなんでもメールで済まそうとする。足を運ぶとか、泥臭いことはしないものなのですかね」とある。 グーグルの社員とてあえて「普通」に反した行為を選択したのではないだろう。彼らにとってはそれが普通であり、普通の基準が違うだけの話だ。よくある世代間ギャップにも通じる。「近頃の若いものは電話や直接会って話そうとせず、なんでもメールで済ませようとする」という類の批判である。 ネットに慣れた側からすれば、直接会って話すより、メールの方がより整理して考えや心情を伝えられると
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