【読売新聞】[New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「ビジネスマナー」。 金融業界などの一部で慣習とされる「おじぎ印」をご存じか。社内の決裁書などに回覧印を押す際、部下ほど印影を左に傾け、隣に並ぶ
鳥取県教委は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に全校集会の開催に反対し、激高して学校のガラスを割ったとして、鳥取市立中の男性教諭(44)を戒告の懲戒処分にした。 発表によると、教諭は7月31日午前8時30分頃、同中の玄関ドア横のガラスを右手で2度たたいて割った。 この日は、同40分から体育館で夏休み前の全校集会が行われることになっていたが、職員室で教諭は「コロナなのに人が集まるのはどうか」と主張。教頭が感染防止策として換気や生徒間の距離を十分取ることなどを伝えたところ、「休暇を取る」と言い残して玄関に向かった。教頭が呼び止めて出席を促すと、怒り出してガラスを突き破ったという。 この際、教諭は右腕に12針縫うけがを負い、学校の119番で救急搬送された。県教委は信用失墜行為に当たると判断。教諭は「迷惑をかけ、申し訳なかった」と反省しているという。
【読売新聞】 農作物を荒らす害獣として駆除された野生のイノシシやシカを餌として飼育動物に与える取り組みが、全国の動物園などで広がっている。獣害問題の啓発につなげる一方、肉食動物に狩りの感覚を呼び覚まし、閉鎖された環境でのストレス緩和
スーパーで卵のパックに半額シールを不正に貼り付けて安く買ったとして、和歌山県警海南署が海南市内の無職の女(83)を電子計算機使用詐欺容疑で現行犯逮捕していたことが、わかった。調べに対し、女は「ほかにも数回、同じことをした」などと容疑を認めているという。 同署幹部によると、女は4日午後6時50分頃、海南市内のスーパーで卵1パック(246円)に、店に無断で半額シールを貼り付けてセルフレジで不正に精算し、半額で購入した疑い。 被害に遭ったスーパーによると、店では以前から同様の事案が発生しており、警戒を続けていた。4日は、店の警備員が卵のパックに半額シールを貼っていた女を見つけ、レジでの精算後に取り押さえた。この際、他の商品3点にも半額シールが不正に貼られていたという。同署は女を6日に釈放し、任意で取り調べを行っており、同容疑で書類送検する方針。 スーパーの担当者は読売新聞の取材に対し、「すべての
【読売新聞】 国際体操連盟(FIG)は8日、2021年の体操と新体操の世界選手権を、北九州市で開催すると発表した。 体操は、10月17~24日に同市立総合体育館で、新体操は、同26~31日に西日本総合展示場新館で行われる。 国内での
【ニューヨーク=橋本潤也】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は5日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が関西空港から日本を脱出した際、異なる国籍で構成する10~15人のチームが関与したと報じた。このチームは20回以上、来日し、関西空港を選ぶ前に、少なくとも10か所の日本の空港を下見していたという。 ゴーン被告らが事前に関空の保安態勢を調べた上で、計画的に脱出したことが明らかになった。 計画を知る関係者の話によると、ゴーン被告が実行を決断したのは12月下旬だが、計画自体は約3か月前から検討されていたという。チームは下見で関空発のプライベートジェット(PJ)のターミナルに普段は人がいないことや、大型荷物が検査機器に入らないことなど、保安上の特徴も把握していたという。 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ゴーン被告は関空で、息ができるように穴を開けた音響機器運搬用の大型
冬眠中のヤマネ(キープ協会提供) 山梨県北杜市高根町清里の「清泉寮やまねミュージアム」で、国の天然記念物「ニホンヤマネ」の冬眠中の様子が公開されている。 ヤマネは体長8センチほどで、夜行性の哺乳類。ヤマネの研究や保護活動に取り組む同ミュージアムでは、生きているヤマネを眠りが深く安定する冬眠中のみ公開している。刺激を与えないように光が遮られた展示コーナーでは、赤いライトでガラス越しに小さなボールのように丸まって眠る様子が観察できるという。 運営するキープ協会の担当者は「冬眠中の様子を見て、ヤマネに興味を持ってほしい」と話している。 展示はヤマネの目が覚めるまでで、例年は3月初旬頃に目を覚ますという。火、水、木曜は休館(年末年始は開館)。入館料は小学生以上420円。問い合わせは同ミュージアム(0551・48・3577)。
メスがオスの求愛をいったん拒否した後、受け入れて交尾する脳の仕組みをショウジョウバエの実験で明らかにしたと、名古屋大のチームが発表した。哺乳類にも似た構造があり、人の愛情や絆が生まれる仕組みの解明につながる可能性があるという。論文が2日付の米科学誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。 求愛行動を取る動物の多くは、オスが求愛を繰り返すことでメスが受け入れる。しかし、この行動を制御する脳の仕組みはよくわかっていなかった。 名古屋大の上川内(かみこうち)あづさ教授と石元広志特任講師は、メスのショウジョウバエの脳で、オスの求愛を拒否する行動を促す神経細胞(拒否ニューロン)と拒否行動を弱める神経細胞(受容ニューロン)を発見、これらの働きを詳しく調べた。 オスが羽をふるわせるなどして求愛すると、メスの脳では拒否ニューロンが活性化。メスは逃げたり、オスを足で払いのけたりした。 一方で、拒否ニューロン
札沼線の車両(中央奥)を撮影しようと、悪質な「撮り鉄」が穴を開けたとみられる陸橋の金網(北海道月形町で) 今年夏に初めて運行されたJR宗谷線の観光列車を撮影するため線路に侵入したとして、北海道警美深署が都内の20歳代の男子大学生を鉄道営業法違反(鉄道地内立ち入り)容疑で名寄区検に書類送検していたことが、捜査関係者への取材でわかった。北海道内では今年、鉄道写真の愛好家、いわゆる「撮り鉄」の摘発が急増した。背景には、特別な列車の運行のほか、JR北海道で相次ぐ「線区廃止」もあるようだ。(林麟太郎) ■「いいアングルで」 捜査関係者によると、学生は今年9月、同線「南美深駅」(美深町)近くの踏切で、下りていた遮断機を越えて線路内に侵入した疑い。観光列車「風っこそうや」を線路内で撮影しようとしていた学生を、巡回中の署員が見つけた。学生は「いいアングルで撮りたかった」と容疑を認め、同署は10月、書類送検
声優志望の少女にわいせつな行為をしたとして、警視庁は5日、アニメ制作会社「ガイナックス」(東京都武蔵野市)の社長、巻智博容疑者(50)(東京都足立区新田)を準強制わいせつ容疑で逮捕した。 発表によると、巻容疑者は2月6~23日に計4回、同社が「プロダクション女子寮」と称する足立区のマンション室内で、声優を目指して所属契約をしていた10歳代後半の少女に「芸能人として撮られるための訓練だ」と言って裸の写真を撮ったほか、「足がむくんでいるからマッサージをする」などと言って体を触った疑い。 調べに対し、巻容疑者は「お願いされて写真を撮っただけだ」と容疑を否認している。少女が2月に警視庁に被害を届け出た。
神奈川県を走行中の東海道新幹線で昨年6月、乗客3人がナタで殺傷された事件で、殺人罪などに問われた住所不定、無職小島一朗被告(23)の裁判員裁判が28日、横浜地裁小田原支部(佐脇有紀裁判長)で始まった。小島被告は「殺すつもりでやりました」などと述べ、起訴事実を認めた。検察側は冒頭陳述で、「被告は刑務所に入るために新幹線での無差別殺人を計画した」と主張した。 起訴状などでは、小島被告は2018年6月9日午後9時45分頃、新横浜駅―小田原駅間を走行中の下りの東海道新幹線「のぞみ265号」(16両編成)の12号車で、当時26歳と27歳の女性をナタ(刃渡り約19センチ)で襲って負傷させたうえ、止めに入った兵庫県尼崎市の会社員梅田耕太郎さん(当時38歳)の首などをナタとナイフ(刃渡り約10センチ)で切りつけ、殺害したなどとしている。 小島被告は丸刈りにした頭に上下灰色のスエット姿で法廷に入り、「失礼し
長崎市青山町の住宅団地内を通る私道を所有する福岡県内の不動産管理業者が道路の一部を封鎖し、住民側が通行妨害禁止などを求めた仮処分申請で、長崎地裁は14日、業者に対し通行妨害の禁止と道路を封鎖しているバリケードの撤去を命じる決定を出した。 申立人は団地の住民ら7人。業者側は3月、市に私道の譲渡を申し出たが、「自費でガードレールを設置する必要がある」などと言われて断念し、住民に歩いて通る場合は1世帯月3000円、車では月1万円程度の通行料を要求した。住民側に支払いを拒否され、10月2日からバリケードで道路の一部を封鎖。さらに別の場所でも封鎖を検討していた。 車輪が付いたかごで団地内のごみを集める市職員(11日、長崎市で)=中尾健撮影 住民が自宅とは別の場所に駐車場を借りたり、一部のタクシー会社が団地内への乗り入れをやめたりと生活への影響が出ていた。市もごみ収集の際、職員が車輪付きのかごを引っ張
福岡市中央区の創業支援施設でIT関連セミナー講師の男性を殺害したとして、殺人罪などに問われた無職松本英光被告(43)の裁判員裁判の第2回公判が12日、福岡地裁(岡崎忠之裁判長)であった。被告と男性らがやり取りをしていたインターネットサイト運営会社の担当者が証人尋問で、被告が男性らを中傷する投稿などを多い時で1時間に100件、年間約8000件行っていたことを明かし「常軌を逸していた」と語った。 証言によると、松本被告は2015年頃から他人の書き込みを「低能」「バカ」などと中傷していたため、同社は被告のアカウントを利用停止にしていた。だが、すぐに新規のアカウントを取得して中傷を繰り返すため、同社も人員を増やして監視態勢を強化していた。被告が取得したアカウントは約500に上るという。
兵庫県警鉄道警察隊の女性巡査長(27)が今年5~9月に風俗店でアルバイトをしていたことが、捜査関係者への取材でわかった。この巡査長は9月、駅のトイレに実弾入りの拳銃を置き忘れる不祥事も起こしており、県警は18日、二つの事案を受け、停職1か月の懲戒処分にした。巡査長は同日付で依願退職した。 捜査関係者によると、巡査長は副業を原則禁止する地方公務員法に違反し、5~9月の非番時に大阪市内の派遣型風俗店でアルバイトとして勤務していた。情報提供を受けた県警が調査し、発覚した。 巡査長は勤務中だった9月29日に、山陽新幹線の相生駅(兵庫県相生市)構内の女性トイレを利用した際、実弾入りの拳銃1丁や手錠を個室内に置き忘れた。拳銃が使用された形跡はなかった。
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