報道によると、平成の時代は2019年4月30日で幕を閉じ、5月1日から新元号が施行されることに決まったようです。 「5月1日が祝日になれば、まさかの10連休」という話が盛り上がる中、IT関係者の間では、「2000年問題の悪夢」を思い出した人も少なくないようです。 ●2000年、システムに何が起こったのか 2000年問題とは、1999年から2000年になった時に、それまで稼働していたプログラムが2000年を認識できずにさまざまなトラブルを起こすというもの。「なぜ、そんなことで問題がおきるの?」と思うかもしれませんが、当時のプログラミングテクニックでは、メモリを節約するために西暦の下2桁しか記録していないケースも多く、1999年から2000年になった瞬間にシステム側が「1900年」と認識してしまうことも多かったのです。 こうした事態を防ぐために、多くのエンジニアが2000年問題の対処に動員され