Sara Ahmed, “You are oppressing us!”, (feministkilljoys, posted Feb.15, 2015) サラ・アーメッドはフェミニズム理論、クィア理論、人種理論などを専門とする現在イギリス在住の研究者/ライター。ロンドン大学ゴールドスミス校のフェミニスト研究センターの教授を務めていたが、学内でのハラスメント対応に抗議して2016年に辞任。著書に、The Promise of Happiness(2010), Living a Feminist Life(2017)など。 「あなた達が私たちを抑圧しているのだ!」は、2015年にガーディアン紙に掲載された公開書簡「我々は個人が検閲され沈黙させられるのを許すわけにはいかない」への批判としてアーメッドのブログに掲載されたエントリです。 この公開書簡は、次のように主張します。「〈トランス嫌悪的〉〈
ポーランド・ワルシャワ中心部での人工妊娠中絶のほぼ全面的な禁止に抗議するデモで、教会入り口から引きずり下ろされるデモ参加者(2020年10月25日撮影)。(c)JANEK SKARZYNSKI / AFP 【10月29日 AFP】ポーランドで28日、憲法裁判所が人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する判断を下したことに対する大規模な抗議デモが7日連続で行われ、大勢の女性が職場を放棄し、街頭に繰り出した。 新型コロナウイルス対策で集会に厳しい制限が課されているにもかかわらず、大規模デモはリベラル派の多い都市部でも、かねて保守派が多い小さな町でも行われた。 抗議デモは教会でも行われ、外壁にはデモのスローガン「#Women'sHell(女性の地獄)」などがスプレーで書かれた。カトリック信者の多いポーランドで、教会内でデモが行われるのは異例。 現地メディアの報道によると、28日のデモには、若い男女を中心
テレビを見る子どもたち。PHOTONONSTOP提供(2014年1月7日撮影、資料写真)。(c)Catherine Delahaye / Photononstop 【1月6日 AFP】昔々、子ども番組では、カエルがキスをされると王子様になり、お姫様と結婚したものだった。だが、今どきの王子様はさっそうと馬にまたがり、男性と一緒に夕日の中へ去っていく――これは、動画配信サービス「Hulu(フールー)」の最新ヒットアニメ「ザ・ブレイベスト・ナイト(The Bravest Knight)」の一場面だ。 番組制作者らは、番組の世界に現実の世界を忠実に反映させようと苦心しており、そのはじめの一歩として、非伝統的な家族やLGBTQ(性的少数者)のキャラクターを登場させている。 ディズニー・チャンネル(Disney Channel)は、ティーンエージャー向けドラマ「アンディ・マック(Andi Mack)」
英作家のJ・K・ローリングさん(2017年2月12日撮影、資料写真)。(c)Justin TALLIS / AFP 【8月29日 AFP】ファンタジー小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズを手掛けた英作家J・K・ローリング(J.K. Rowling)さんは28日、自身のトランスジェンダーに関する見解をめぐる対立を理由に、米ケネディ家の運営する人権団体から授与された賞を返還すると表明した。 ローリングさんは今年6月のツイッター(Twitter)投稿で、「女性」の代わりに「月経がある人」という表現を使用することについて、「以前はこの人たちのことを指す言葉があったはず。誰か手を貸して。ウンベン? ウィンパンド? ウーマッド?」と、女性を意味する「ウィメン」を思わせる言葉を並べてコメント。 この投稿には批判が殺到し、映画「ハリー・ポッター」シリーズで主演を務めた英俳優ダニエル
インディア・ムーアはハイチとプエルトリコの血を引く、エキゾチックなルックスが魅惑的な24歳。モデルとしてキャリアをスタートするが、インディアを有名にしたのは稀代のヒットメーカー、ライアン・マーフィーが手がける80年代のNYを舞台にしたドラマ「POSE/ポーズ」だ。「ボール・カルチャー」を通して当時のLGBTQコミュニティを映し出す同作で、インディアはエンジェルという名の娼婦役で出演し、抜群のスタイルと美貌、そして繊細な演技で多くの視聴者を魅了している。 2019年には『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出されているインディアはノンバイナリーのため、自身のジェンダーを表す代名詞を「she」や「he」ではなく、「they」か「them」を使用することを希望している。「トランスかつ有色人種であるため、今のような場所に立てると思わなかった」と『ハリウッド・レポーター』に語ってお
2020.06.28 12:00 ドラマ、映画、漫画……トランスジェンダーの語りの政治/映画『トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして』 これまで欧米で作られてきた映画、ドラマシリーズなどで描かれてきた、トランス表象の「開示」にともなう暴力や排除の発露といった危険を、Netflixドキュメンタリー映画『トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして』は暴いていく。それはまさに、現在「Black Trans Lives Matter」として、アメリカの黒人トランスジェンダーの、特にトランス女性たちが、身体の状態の「開示」を巡って時に死に至るほどの暴力に晒されやすい、そうした現実に対して叫ばれる、命・尊厳の回復と呼応するだろう。 トランスをめぐるさまざまな問題について、何者であるか「開示」せずに、Twitterやブログで鋭い分析やトランス女性個人としての地に足のついた声を披露する
「全8回の放送とダイジェスト版とで計9回。12年間にわたってフェイクを流されてきました」 と告発したのは、『マキさんの老後』シリーズでおなじみのマキさんだ。 日曜日の午後2時からフジテレビで放送されている『ザ・ノンフィクション』。放送開始は1995年10月で、25年も続いている長寿番組だ。 その中でも人気なのがオカマのマキさんとオナベのジョンさんのアベコベ夫婦の生活を淡々と追う『マキさんの老後』シリーズ。最初に登場したのは’08年で、以降はほぼ年1ペースで登場。気性の激しいマキさんとそれをなだめ、耐えるジョンさんの姿が視聴者の心をつかんだのだが。 「これもねぇ、嘘なんですよ。私たちケンカなんかほとんどしませんから」 とマキさん。いったいなぜ今、告発に踏み切ったのか。 「『テラスハウス』の木村花さんの自殺がありましたよね。私も番組出演時にはアンチサイトまでできるほど叩かれました。それはひどい
昨今、海外で改めて問題視されている「クィアベイティング(Queerbaiting)」とは? (フロントロウ編集部) LGBTQ+の注目度や話題性を搾取する「クィアベイティング」 LGBQT+にまつわる話題が連日世間で注目を浴びるなか、「極めて卑怯なやり方」と批判を浴びているマーケティング手法がある。 それが、ゲイだけでなく、レズビアンやバイセクシャル、トランスジェンダー、クロスドレッサー(自身の性を表現するにあたり、異性装を行う人)なども包括する概念である「クィア(queer)」という言葉と、釣りなどに使うエサを意味する「ベイト(bait)」という言葉を組み合わせた「Queerbaiting(クィアベイティング)」。 実際には同性愛者ではないのに、ある人物やキャラクターが、あたかも同性愛者であるかのように匂わせたり、わざとバイセクシャルを予感させるような表現を使うなどして“性的指向の曖昧さ
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本質とは関係のない性的マイノリティの嫌悪を助長する記事が相次ぐ 専門家「性アイデンティティは無関係…疾病の潜伏化を助長」 政府がクラブなどの遊興施設を対象に1カ月の運営自制を勧告する行政命令を出した8日午後、ソウル梨泰院の飲食店と居酒屋などが密集した路地が比較的閑散としている//ハンギョレ新聞社 ソウル龍山区(ヨンサング)梨泰院(イテウォン)のクラブから始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染が首都圏を中心に広がっているさなか、一部のメディアが性的マイノリティを前面に出して本質と無関係な人権侵害報道を継続して、眉をひそめさせている。専門家や政府はこのような態度が「防疫を妨害する態度」だとして批判した。 7日の国民日報は、COVID-19感染判定を受けた龍仁(ヨンイン)の住人が梨泰院のクラブを訪れたことがあるとの内容を報道して「ゲイクラブに感染者が立ち寄った」とのタイト
レインボーフラッグの意味が分からない視聴者も多かったのでは? Marc Bruxelle/iStock. <紅組のトリを務めたMISIAのステージで、LGBTQを象徴するレインボーフラッグやドラァグクイーンたちを演出した意味は?> 70回目を迎えた昨年末のNHK紅白歌合戦――最後の最後で、おや? と思ったのは、「アイノカタチメドレー」で紅組のトリを務めたMISIAの背後にひるがえるレインボーフラッグ。レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)の象徴とされる虹色の旗だ。 舞台ではドラァグクイーンたちがダンサーやコーラスを務め、ゲイナイトに出演経験のあるDJ EMMAや、19年に同性婚が認められた台湾のDJ Noodles(レズビアンを公表)も登場。ほかの出場歌手たちもステージ脇でレインボーフラッグを振っていた。 画期的だ! と胸が熱くなった。その一方で、紅組司会・綾瀬は
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