テレビ番組『ビ―トたけしのスポーツ大将』で100m10秒89を記録するなどアスリート顔負けの身体能力を発揮し、お茶の間を沸かせてきた井手らっきょ。井手に「プロ入りを目指した球児時代」と「芸能界に入り、ビートたけしと草野球をするまで」の話を聞いた。(全3回の第1回/続きは#2、#3へ) 長嶋茂雄さんが大好きだった ――野球歴について聞かせてください。 井手らっきょ(以下、井手) 小さい頃から運動神経に自信はあって、幼稚園の頃から親父とキャッチボールをしていました。その頃から足が速くて、1等賞ばっかりだったんです。小学校に入っても足が速かったので、運動会なんてもうヒーローでした。子供の頃って、足が速いと人気者になるじゃないですか。当時は、サッカーとかよりも、スポーツといえば、やっぱり野球みたいな感じだったので自然と野球を選んでいました。通っていた小学校の野球部は4年生にならないと入部できなくて