受刑者を指導する苑場さん=山口県美祢市の美祢社会復帰促進センターで2015年12月17日午前10時36分、蓬田正志撮影 山口県美祢(みね)市にある警備や職業訓練を民間委託している刑務所「美祢社会復帰促進センター」の男性受刑者約20人が背景を作画した漫画が、2015年11月下旬に発売された。法務省によると、受刑者が製作に関わった漫画の発刊は初めて。ボランティアで作画指導した美祢市出身の漫画家、苑場凌(そのば・りょう)さん(54)は「更生に役立てればうれしい」と喜び、今後も交流を続けるという。【蓬田正志】 漫画は内田康夫さん原作の推理小説・浅見光彦シリーズ「汚れちまった道」のコミック版(税抜き574円、実業之日本社)。250ページの長編だ。