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ブックマーク / rootport.hateblo.jp (9)

  • 「放射脳」を笑ってどーすんの? - デマこい!

    現代日において「冷静であること」は至上の価値と見なされ、成熟した人間の最低条件だとされがちだ。パニックに陥ることは忌むべき幼稚な行為だと断罪される。とくに3.11の震災以降は、その傾向が強くなったと感じる。短絡的な恐怖に取り憑かれるあまりパニックに陥り、放射能汚染のリスクを過大評価する人は、「放射脳」と呼ばれて蔑みと嘲笑になる。それが今の日だ。 冷静であるほどいいし、みんなが「安全だ」と言っているものに対しては、心をひとつにして安全だと信じるのが成熟した判断だ──。今の日では、このような価値観がマジョリティの支持を得ている。 ところが、である。 震災当時、釜石市では小中学生の生存率が奇跡的に高かった。その理由は、津波のときは「てんでんこ」に逃げろという教えがあったからだそうだ。「てんでんこ」とは、「てんでばらばらに」とか、「各自の判断で」といった意味だという。周囲の反応をうかがって冷

    「放射脳」を笑ってどーすんの? - デマこい!
    Louis
    Louis 2014/09/01
    てんでんこって寧ろパニック対策だと思ってた、こういう解釈もあるのか
  • “消費の時代”から“生産の時代”へ - デマこい!

    ニコニコ動画やPixivなどの登場する“前”と“後”で、私たちの価値観は大きく変わってしまったようだ。「カッコよく 消費すること」が至上の価値だった時代から、「カッコよく 生産すること」が重視される時代になった。商品や情報をただひたすら飲み込むだけでは、もはや“カッコ悪い”と見なされる。制作物や情報を発信してこそ“カッコいい”と評価される――。 当に、そういう時代になったのだろうか? 当だとしたら、変化の原因は何だろうか? 1.情報爆発 いまの中高生には想像できないかもしれないが、かつて“消費の時代”があった。いい年した大人たちが、あるいはすべての子供たちが、消費しかしない時代があった。CM放映されたものをいち早く買ったやつがカッコいいと見なされる:そういう時代が当にあったのだ。 Beforeニコ動の時代では、「カッコよく 消費する」ことが重要視されていた。自我を確立するためには、他

    “消費の時代”から“生産の時代”へ - デマこい!
    Louis
    Louis 2012/11/04
    むしろ逆のイメージだったけど
  • 日本の「えらい人」は日経新聞を捨ててSF小説を読んでください - デマこい!

    「この国には何でもある。ただ希望だけがない」と村上龍が看破したのは1998年のことだ(※1)。明治維新から太平洋戦争開戦までの時代、日は欧州の列強諸国を追いかけていた。敗戦からバブルまでの時代、日アメリカの繁栄を追従していた。日人にとって、欧米諸国は目指すべき「未来」であり「希望」だった。ところが80年代に日経済は絶頂を極め、目標地点を通り越してしまった。「希望」にすべき対象を失った。 そしてバブルが崩壊し、現在、世界でも例を見ない少子高齢化社会へと突き進んでいる。日の未来を占うような「実例」が、いまの地球上には存在しない。こうして「何でもあるが希望だけがない」という社会が完成した。日人は、自分たちの力で「未来像」を作らなければいけないのだ。 ところが今の日の「えらい人」には、それができない。 なぜ日の伝統的メーカーは「エラい人のキーワードでモノつくる構造」を早くやめられ

    日本の「えらい人」は日経新聞を捨ててSF小説を読んでください - デマこい!
    Louis
    Louis 2012/09/07
    「これは若いSFファンが当時はやっていたSFを「再発見」して興奮し、「おまえら大人はこんなもん知らんだろ。アホめ」と身勝手な勘違いをしているようにしか読めませんね」
  • ダークナイト化するゲームシナリオ/娯楽と世相と物語 - デマこい!

    娯楽作品には、その時代の価値観が色濃く反映される。たとえば19世紀末、世界は急速な工業化を果たし、自然科学的な思想が広まった。宗教は力を失っていき、1885年にニーチェは「神は死んだ」と宣言する。神の創造物たる人類は、自分たちの創造主を倒してしまった。1818年に小説『フランケンシュタイン』が発表されたのは示唆的だ。科学者が人造人間(Creature)に復讐される――つまり「創造主が自らの創造物に襲われる」というストーリーだった。※1 では、現在の娯楽作品はどうだろう。 現在、娯楽といえばビデオゲームだ。かつてファミコンは子供のおもちゃだったが、いまでは大人たちの余暇に豊かな経験を与えてくれる存在へと成長した。映画小説、アメコミ、マンガ――様々な作品たちの影響を受けながら、ビデオゲームは娯楽の王者として君臨している。 アサシン クリードIII【CEROレーティング「Z」】 出版社/メーカ

    ダークナイト化するゲームシナリオ/娯楽と世相と物語 - デマこい!
    Louis
    Louis 2012/08/12
    日経や所謂経済アナリストがゲームに関してトンチンカンな考察をする理由がちょっとだけわかったような気がします。原作ものの考察や、クリエイターの思想の掘り下げに失敗するからなのか。
  • 行きつけのスタバのマネージャーがすごかったという話 - デマこい!

    「正しい面接」というと就活生とか受験生とか、面接を受ける側の話になりがちだ。入社試験のような「振り落す」ための面接ならば、面接官は偉そうにふんぞり返っているだけでいい(優秀な学生は内定辞退するだろうが)。しかし学校の三者面談や職場の定期面談――世の中の「面接」のほとんどは「相手を理解する」ために行われる。したがって「運営側」つまり面接をする側のほうが、「正しい面接」の方法を熟知していなければならない。 では、面接官が理解しておくべき「正しい面接のやり方」とはなんだろう。 行きつけのスタバのマネージャーが凄まじかったので、書き残しておく。 私がスタバを利用する最大の理由は「電源が使い放題だから」だ。が、スタッフの教育が行き届いているのには驚かされる。差別化の難しいコーヒー飲料という商材で、しかも価格は高め。ひねくれた人からは「MacBook Airを見せびらかしたいやつらが行く場所だろ?」な

    行きつけのスタバのマネージャーがすごかったという話 - デマこい!
    Louis
    Louis 2012/02/14
    こういう人にスタバは評価されてるのか、と思いました。客の前でバイトの面接、しかも相手を泣かせた後に優しい顔…ってこれDVっぽくて怖いですがこういうかたちで生まれた店内の一体感が好きな人もいるんですね。
  • 地域格差は、娯楽の格差/なぜ東北の人々はパチンコに並ぶのか - デマこい!

    みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス) 作者: 桜井のりお出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2007/01/09メディア: コミック購入: 6人 クリック: 147回この商品を含むブログ (270件) を見る 大学時代の友人とひさしぶりに会ったら、話があわなくなっていた。 待ち合わせ場所は秋葉原。私がアニメの話題作についてペラペラと喋っていたら、彼はぽかんとした表情を浮かべていた。『Stein’s Gate』はおろか、『まどか☆マギカ』も『けいおん』も観ていないという。私にとっての一般常識を、何一つ共有できなかった。彼に非はない。私がそちらのカルチャーに染まってしまっただけだ。 ただし、東京の友人には社会人になってからオタク化した人が多い。独身の男性(に限らないのだが)は帰宅後ヒマだ。バラエティ番組は最近あまり面白くない。しかも帰宅する時間が遅くなりがちで、テレビをつければち

    地域格差は、娯楽の格差/なぜ東北の人々はパチンコに並ぶのか - デマこい!
    Louis
    Louis 2012/02/13
    「私にとっ ての一般常識を、何一つ共有できなかった」都内在住ですが『まどマギ』『けいおん』の話を共有してくれる人なんて大学時代の友人に一人もいませんよ、ましてや職場なんて…。
  • なぜデモは反社会的なのか/クチばかりで行動しない人たち - デマこい!

    「なぜ日の若者はデモをしないのか」という考察をたくさんの人がしている。いわく、学校教育と受験戦争で去勢されてしまっているから、とか。デモを先導しているのが反社会的勢力だから、とか。これらの指摘には一片の真実があるものの、質を見抜けていない。つーか、みんな難しく考えすぎ。 日の若者がデモをしない理由は、もっとずっとシンプル:みんなの興味がないからだ。 たとえば若者のテレビ離れの原因は、魅力的な番組がないからだ。小学校の情報教育のせいではないし、テレビ局が反社会的勢力に乗っ取られているからでもない。視聴者の嗜好をつかめる番組が減っているからにすぎない。 デモも同じだ。社会・経済・政治。これらのトピックに興味を引かれる人間は少ない。若者に限らず、圧倒的多数の人が「できれば考えたくないなぁ」と思っている。野球の結果と芸能人のスキャンダルだけを考えて生きていきたいと願っている。毎朝ニュースを読

    なぜデモは反社会的なのか/クチばかりで行動しない人たち - デマこい!
    Louis
    Louis 2011/10/24
    「つまり「反デモ」の主張は、認知的不協和を埋め合わせる手段なのだ」なんか真面目な人ほど鬱になる、似てるような気がします。
  • ニートが揺るがす「勤労」の幻想/無職たちは合法的略奪を目指す - デマこい!

    「うちの息子が、いい年こいてまともな仕事についてなくて……」 大人の集まる飲み会では、必ずこういう愚痴を耳にする。 ニートや非正規雇用者の数はうなぎ登りに増えていて、すでに「ニュースの向こう側の世界」の出来事ではない。あなたの家族・親戚にも、一人ぐらいは「まともに働かない大人」がいるはずだ。もしかしたら、あなた自身がそういう立場かも知れない。私たちはすでにこの問題の当事者だ。 このことを考えれば、イギリスの暴動は私たちにとって対岸の火事ではない。ロンドンで暴動を起こしたのは無職の若者たちだった。彼らは「打ちこわし」という違法な手段を使って略奪に走った。「無職」かつ「不良」な人間が一定数を超えると、あのような犯罪が起こる。しかし日で増えているのは、無職かつ「善良」な人々だ。そういう人たちは違法行為には手を染めない。合法的な略奪を狙う。 そもそも「勤労」という概念は、産業革命によって生まれた

    Louis
    Louis 2011/08/14
    なんか「働き蟻の3割は働かない」説って毎回都合の良いように取り上げられてる印象が
  • 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』がすごい。/俺が長井龍雪監督を好きな理由(ワケ) - デマこい!

    ノイタミナ枠のアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』がすごい。 長井龍雪監督&岡田麿里脚という、『とらドラ!』の黄金コンビだ。期待せずにはいられない。が、こちらの上がりきったハードルをさらに軽々と飛び越えていった。当に面白い。神作。観るときはティッシュを準備すること、涙腺崩壊するから。 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray] [Blu-ray] メディア: Blu-ray購入: 17人 クリック: 1,819回この商品を含むブログ (138件) を見る あらすじ: ある夏の日、引きこもり気味の主人公・じんたんの部屋に、幼なじみの一人・めんまが現れる。めんまに「願い事を叶えてほしい」と頼まれたじんたんは、困惑しつつも、彼女の「願い」を探っていく。そして、あの頃の仲間たちが一人ずつ集まっていく。 しかし当は、めんまは「現れるはずの

    『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』がすごい。/俺が長井龍雪監督を好きな理由(ワケ) - デマこい!
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