田舎で自営業してきた親父の話。 昭和的とでも言うのかとにかく交渉方法がしょっぱい。 どうしょっぱいかというと「相手に強気なところを見せれば譲歩を引き出せる」ということが原則になってるところ。 さすがに今時はいくらおっさんでもこんなことを本気で考えている人もいないだろうけど、未だにそれが通用すると思ってるところが見ていて切ない。 具体的には価格交渉で 取引先「いやー、これ以上は負けられませんよ」 父親「だったらおたくとの取引はもう終わりにするかな」 取引先「そんなこと言わないでくださいよ。本当に厳しいんです」 父親「おたくの社長さんとは長い付き合いだが、他にも条件のよい取引先が営業に来てるしな」 みたいな感じ。 自分は自営業は継がずに今別の会社で営業してるんだけど、そういう面倒な客のために最初の見積もりをわざと5割増しくらいで出しておいて渋々値切ったふうにして予定してた価格に落ち着くようにす