会社にタブレット端末が配備された。 内勤の人、外勤の人問わず正社員に全員。 外勤の人は外回りの間でメールチェックしたりと有効活用してるけど、 内勤の人はずっと電話とパソコンの前にいるわけで使う場面がない。 部毎に利用率が還元されるのだけど、内勤の利用率が低いので当然部の数字はイマイチ。 システム部門の役員から「これじゃ経費をかけて導入した意味がない」と怒られたので、利用率の目標が設定された。 そして、内勤の人は「2日で30分は用もないのにわざわざパソコンで見られるものをタブレット端末で見る」というノルマを課された。 本末転倒というか、システムに人が振り回されているというか。 昔ATMが設置されたときに稼働率目標が設定され、窓口に来た客もATMに誘導してたことがあるが、 まるで変わらない。 何でもかんでも目標値を設定してはいけない事例だなとタブレットを無駄に立ち上げながら思う。