ある日、働いてる売り場に新人として30代の男性スタッフが来た。 新社会人から訪問販売の営業マンとして過ごし、立ち振舞いやトーク、数字を追いかける能力が非常に高くて、配属されて1ヶ月で売り場トップ成績になった。 物凄い大型新人が来たと店長や管理スタッフが大喜びし、2ヶ月目では2位にトリプルスコアを付けるバケモノになっていった。 そして3ヶ月目、売り場の忙しさもあり延期されていた歓迎会をやることとなり、普段は出席すると言わない店長まで出張ってきた。 しかし、その男性スタッフは突然店長へ対して「どうやら無理みたいなので辞めます」と言った。店長は「そうか・・・」と言って承諾してしまった。 承諾してしまった一部の管理スタッフや私達一般のスタッフは一斉に「いやいやいやダメですよ!!!」と静止したけれども駄目だった。 後日わかったことは、その男性スタッフは狭心症を患っていて前職を辞め、男の最後の挑戦とし