まだ個人情報とかにうるさくなかった頃の、某業界の大規模プロジェクトのお話。 12月下旬のリーダー会議。 年末年始にあたり、何かあったときに連絡が取れるよう、協力会社の責任者(=会議参加者)の電話番号を書いた一覧表が、プロジェクトリーダーから配られた。 そのとき、 「おいおい、この連絡先じゃ困るよ」 という声が上がった。 「この番号、別れた嫁さんとこの番号だから、ここにかけてもオレは出られないよ」 とのことだった。 それが1人や2人ではない。 「あーオレのもだ」 「ウチもだよ」 あちこちからそんな声が聞こえた。 ちなみにその業界のというより、とある業種のお客さん相手のプロジェクトでは、今でも週2・3回しか帰らない人が結構いる。 今でも幹部会出席者がバツイチ・別居中だらけかどうかは知らない。 とはいえ、今後は徐々に槍玉に上がることになると思われる。