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増田と家族と葬式に関するNettouochiのブックマーク (5)

  • 祖父母のお葬式と映画の話

    先日、高齢だった祖母が亡くなった。 遠く離れて暮らしており、交流は子供の頃から夏休みと年の暮れにほぼ一日ずつ。 世間でそれが多いか少ないかは知らないけれど、一人っ子だった父方の、より高齢だった祖父母宅への泊まりがいつも優先されていて 私の中で母方の祖父母は「二番目のおじいちゃんとおばあちゃん」だった。 関係は良好だったと言っていい。けれど母方の祖父母には、その家に近く住む叔父叔母イトコが何人もいた。 私と名前の少し似ているイトコたちと私へ、祖母はいつも名前を呼び違えた。 お葬式で私はきっと泣けないだろう。そう思っていた。だって祖父の時には泣けなかったから。泣かなかったから。 先に亡くなった祖父のお葬式の時。 泣いているイトコを見て「ああ私は泣いていないな」と思ったのだった。 祖父との思い出をたぐりよせようとして、交流の深いイトコたちを差し置いて私が泣いていいのだろうかとも思った。 ところで

    祖父母のお葬式と映画の話
  • ​ 生まれてはじめて葬式にいってきた

    ​ この間、生まれて初めて葬式に行ってきたのだけど色々初めての新鮮な経験をしたので、思ったところをなんのとりとめもなくつらつらと書き連ねてみたいと思う。 初めての葬式は母方の祖父の葬式だった。まあ葬式といってもそんな盛大なものではなくて、近い者たちだけで行う火葬式だった。祖父は半年前ほどに末期ガンで寿命宣告を受けていて、その死自体には何の驚きもなく、正直「やっとか……」という感じだった。というのも、祖父は数年前からいわゆるボケが始まっていて、祖母やたまに家を訪ねた母ともケンカばかりしていた。そして更にガンを患って入退院を繰り返し、同居して介護していた祖母は疲弊しきっていた。素直に死を嘆き悲しむ事ができるような祖父は、はるか記憶の彼方に埋もれていた。そんな状況だったから、なんだかとても薄情に聞こえるかもしれないが、自分にとってはその死の報せで特に悲しむということもなく、「これでやっとみんな楽

    ​ 生まれてはじめて葬式にいってきた
  • 親の葬式出れなかったらブラックじゃない? 以下、実体験な。 俺氏「課..

    親の葬式出れなかったらブラックじゃない? 以下、実体験な。 俺氏「課長、父が亡くなったので忌引したいのですが。。」 課長「はあ?お前がいなくなった穴、誰が埋めるんだよ」 俺氏「いや、まあ、その色々と難しいところですが。。」 課長「あのなー今どき親が死んだくらいで仕事休むか?社会人としての自覚ある?学生じゃないんだよ?(笑)」 俺氏「あ、でも葬式とかありますし。。」 課長「ああ、葬式ね。あれな、出なくても良いんだぞ。強制じゃないからな」 俺氏「え、でも親の葬式には出たいですし。。」 課長「俺がでなくていいって言ってるんだ!」 俺氏「でも、母が葬式には出ろと。。」 課長「はあ!?ママの言うことってか?ガキじゃーあるまいしっ!はっ!じゃあ俺が電話して言ってやる。ママに電話かけろ!」 俺氏「(あぁこれはダメだ)わ、わかりました」 課長「ところで今夜だが」 俺氏「え、なんですか?」 課長「営業部長の

    親の葬式出れなかったらブラックじゃない? 以下、実体験な。 俺氏「課..
  • 旦那が死んだ

    晴れて未亡人の仲間入りだ。 三十半ばで同級生の旦那が死にまして、未亡人になった。 葬儀はめんどくさいので密葬で終わり。 職場関係の方には挨拶するのも疲れるし、ほとんど交流してない旦那側の親戚に会うのも面倒なので私と私の両親と旦那の両親だけで済ませた。 しかし、病気が発覚してから今まで、当に子供がいなくてよかったとしみじみと感じている。 ここ最近少し年上の上司たちが数名死んだので葬式に行ったが、皆ことごとく子持ちだった。 奥さんは当に悲壮そうだった。 子供がいたらそりゃ考えることがたくさんあるよなぁ、一方で私は何も荷物がない。とても気楽だ。教育費とかそんなことを考えずに済む。 よく「私が死んでも悲しむ人はいるかもしれないけど、困る人はいないもんね」とお互い言っていたけど、まさしくそんな感じだ。 そして、私は困る人がいないどころか悲しむ人すらいなくなった。 いや、もともと私が先に死んだとし

    旦那が死んだ
  • 祖父母が死んだ、と聞かされる

    「へぇ」としか思わない。 だって、祖父母ってほとんど会わないじゃん。 もう四人とも全員死んでしまったけど、その四人すべての葬式で「かなしい」とか思わなかった。 知らない人が死んでも、特になんとも感じないよね。正直。 父方も母方も、実家に帰るのは年に一度だけ。 しかもそれも中学くらいまでで、高校生になってからは年に一度も顔を合わせなくなった。 数年に一度くらいしか会わない。 県内だったけど、用もなければ会わないのでそんなもんだ。 で、四人とも私が25になるまでに全員死んだ。 そうやって考えてみると年に一度×(25年間−私が物心つく3年)で考えると、22回しか顔を合わせてないのだ。 宿泊することもあったけど日数は長くて3日程度だったので、当に50日も一緒に過ごしていない。 そんな人を身近に感じろとかぶっちゃけ無理だと思う。 しかも大人になってからはほぼ会わない。 職場の人のほうがよっぽど顔を

    祖父母が死んだ、と聞かされる
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