東日本の地震の時は舐めてた。残業なんかしてた。 今急いで帰っても電車動いてないし、復旧するまで待とう、いつものように遅くまで残業して帰る頃には空いた電車に乗れるだろうなどと。 結果どんな状況になったかは省略。 で、今日。雪である。 学習した結果、許可された時間にはすぐ退社した。 電車はたしかに混んでいたものの、普通に乗車できるレベルだ。 これなら大丈夫だなと思いつつ、終点の乗り換え駅まであと1駅2駅というところでやたらと電車が止まる。 アナウンスによると、終点のターミナル駅のホーム混雑のため、電車が入れないのだという。 よく分からないが遅れているんだな、と途中から座れた座席でぼんやり聞いていた。 そして終点につき、乗り換えでホームに降りる。 ホームにはすし詰め状態の人。 あまりにも人が多くて電車から降りられない、降りるスペースが無い。 なんとか降りる。 黒山の人だかりの向こうに電車が到着し
寒い日は脳内にイワンさんを召喚する.(今日はそんなに寒くないけど) イワンさんはシベリアのひとだ. 白いひげをたっぷり蓄えて,メガネを外したサンタクロースみたいだけれど, その眼光はとても鋭く,表情はいつも凍り付いている. 彼は故郷はさびれた寒村で,数え上げられる程度の民家と,短い夏には釣りが楽しめる湖がある. 父親は物心ついたときにはいなかった. 暮らしは貧しく,厳しい冬を過ごす薪の確保にいつも悩まされていた. 母親も,イワンがひとりで生きていけるのを待っていたかのように若くして亡くなる. それまでも苦労が多かったが,それからもイワンはたくさんの苦労をした. いろいろなことがあった.沢山の人と出会い,別れ,愛され,裏切られた. イワンさんにとって,日本の東北地方の冬なんか,ぜんぜん寒くなんて無い. でも,粉雪を見ると,肌を刺すような風を浴びると,故郷を少し思い出すらしい. そこに幸せな思
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