生理前になると性欲が変な方向に爆発するのだが、こういった時に私が求めるのが彼氏ではなく、インターネットの向こうの性欲おじさんである。性欲おじさんとは読んで字のごとく、性欲ギンギンで、そして創作力が高いおじさんのことだ。私はイメプ(ロールプレイングバーチャルセクシーチャット)がしたくなったとき、掲示板で知り合った彼らにLINEをとばす。 ある性欲おじさんにとっての私は「由美」という受付嬢で、彼の愛人をしている(という設定でLINEをする)。イメプはセックスと即興性の芸術である。おじさんが「いい加減生でさせてもいいんじゃないの?ピルのお金も出すよ」と、サーブを打つと、私は「最初にお話したとおり、生だけは……」とためらいがちにレシーブを打つ。おじさんは「都度(セックス一回あたり)10(万円)出すよ。外に出すし」と攻めのショットをし、由美である私は「……わかりました。外に出してくれるなら」と返す。