サントリーはウイスキー事業を強化するため、大阪と山梨の蒸留所に合わせて100億円規模の設備投資を行う方針を明らかにしました。 発表によりますと、サントリーは、国産ウイスキーの主力ブランドなどを生産している大阪の「山崎蒸溜所」と山梨の「白州蒸溜所」で大規模な改修を行う計画です。 大麦から原料の麦芽を作る際に手作業などで発芽を促す伝統的な製法に、さらに独自の技術を加えるために、それぞれの蒸留所で必要な設備を導入します。 また「山崎蒸溜所」では、開発用の蒸留施設の釜を改造するほか「白州蒸溜所」では、ウイスキーの香りづけなどに関わる酵母の安定供給に向けて自社で培養する設備を建設します。 会社では、これらの改修工事を来年にかけて行う方針で、投資額はおよそ100億円になるとしています。 国内のウイスキー市場は、国産品のブランド力が強まったことや、ハイボールの普及で拡大傾向が続いています。 会見で、サン