インドの最高額紙幣はあと1週間足らずで流通が停止されるが、まだ2400億ルピー(約4300億円)相当の紙幣が出回っている。 インド準備銀行(中央銀行)は5月19日に2000ルピー札の流通停止を命令。9月末までは銀行での両替や預け入れができるようにした。その後、2000ルピー札は3兆5600億ルピー相当の大部分が銀行に預けられたが、9月1日時点で7%相当の紙幣が流通したままだ。 ピンク色の2000ルピー札は、モディ首相が2016年11月に汚職防止策の一環として1000ルピー札と500ルピー札を唐突に法定通貨から外す決定を下した後に導入された。その後、2000ルピー札は価値の保管場所として、また多額の現金取引用の紙幣として好まれるようになっていた。