サントリーホールディングス(HD)傘下で酒類事業を営むサントリーの鳥井信宏社長は、国内外で人気が高まり品薄傾向にある同社の高価格帯(プレミアム)のウイスキーについて、供給量が増えるのは2027年頃になる可能性があるとの見通しを示した。 鳥井氏は10月の都内でのインタビューで、10年代半ばからウイスキーの増産に取り組み「アクセルは踏み続けている」ものの、製品の熟成には時間がかかることから「27年くらいにもう少し量が出るかもしれない」と予想した。同氏によるとサントリーでは過去10年間あまりで約600億-700億円をウイスキーの貯蔵庫などに投資してきたという。