スマホで回覧板 町内会と若者の接点に 東京・町田で実証実験 | 毎日新聞東京都町田市が9月から、SNS（ネット交流サービス）を活用し、スマートフォンなどから町内会や自治会の回覧板を閲覧できるようにする実証実験を始めた。情報伝達の迅速化や災害時の安否確認に役立てるほか、町内会などに未加入の住民も見られるようにして地域交流を促進するのが狙い。実証実験は2023年3月までで、市は来年度以降の利用も検討している。【加藤佑輔】 市によると、実証実験は都の事業に参加する形で行われ、小田急電鉄が開発したSNSアプリ「いちのいち」を使用する。町内会や自治会単位での申し込みとなり、スマートフォンやパソコンで氏名や住所などを入力して登録する。団体内の管理者に承認されるとSNSに参加できる仕組みで、町内会などに未加入の市民でも登録可能だ。
