バリアントやらグラフィムクラスターやらでUnicodeの混沌が加速しつつある現状、皆様いかがお過ごしでしょうか。 以下はこれらの諸問題を一挙に解決すべく2018年に公開されたRFC8369、Internationalizing IPv6 Using 128-Bit Unicodeの日本語訳です。 邦題は『128ビットUnicodeを用いたIPv6アドレスの国際化』で、文字コード問題を解決しつつIPv6問題への対処をも目指しています。 Internationalizing IPv6 Using 128-Bit Unicode Abstract 現在のUnicodeは最終的に全てのコードポイントを使い果たし、さらに多くのコードポイントが必要になってしまうことは確定的に明らかです。 ISOとUnicode ConsortiumがIETFのプラクティスに従うと、次のUnicodeコードポイントサイ