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思想に関するamamakoのブックマーク (22)

  • デザインだけが批判たりうる

    批判的な思想の弱さ この数年、というかコロナ禍以後、「思想」というものに対してまったく期待が持てなくなっている。個別の思想の内容に、ではない。ほんとうなら、何かを伝え、誰かと別の誰かをつなげるはずの言葉が、誰かを傷つけたり、というより、傷ついたぞ、どうしてくれるんだと詰め寄られたり、そのせいで人々がいがみあったりするものになっていることに辟易している。あるいは、ちょっとした言葉尻を気にして「そういうこと言うとまた炎上するのでは」と怯えたり、センシティブになっている人を見かけたりするのも苦しい。 まず確認しておきたいのは、ここでいう「思想」はいわゆる哲学とか現代思想とか、あるいは文化人類学や精神分析、宗教学など、とりわけ人文系の学問と関わりの深い理論的な思考のことを指している。だから、個人の経験に基づく信念とか、世の中を生き抜く知恵みたいなものとは違って、「役立つ」ことを必要としていない。強

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  • OpenAI内紛劇の背後に「21世紀の優生思想」、EAコミュニティとe/accの危険性:朝日新聞GLOBE+

    CEOの突然の解任と復帰、理事会の再編劇 背後に「思想」対立? まずOpenAI内紛劇を簡単に「おさらい」しておこう。 OpenAIの理事会は11月17日にサム・アルトマンCEO(最高経営責任者)を解任。ところがわずか5日後、11月22日にアルトマンはCEOとして復帰すると発表された。 ただしアルトマンは理事の地位は失い、また自分の行動について独立した調査を受けることに同意した。OpenAIの理事会は再編となり、旧理事6名のうち、アダム・ダンジェロ(Quora CEO)だけが残り、ブレット・テイラー(元Salesforce 共同CEO、元Twitter 取締役会会長)、ローレンス・サマーズ(ハーバード大学教授、元財務長官)の2名を加えた3人態勢での再出発となった。 OpenAIのサム・アルトマン前最高経営責任者(CEO)=2023年11月6日、サンフランシスコ、五十嵐大介撮影 アルトマン解

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    amamako 2023/12/21
    一昔前の「さまよえる良心」を持った日本の男の子エリートみたいな感じだなぁ/言及したhttps://amamako.hateblo.jp/entry/2023/12/22/003759
  • サブカルチャーと冷笑|雑誌『広告』

    テキストユニット TVOD 『広告』文化特集号イベントレポート 去る5月15日、下北沢の書店「屋B&B」にて『広告』文化特集号の発売記念のトークイベントを開催しました。テーマは「サブカルチャーと冷笑」。2010年代以降、SNSでの政治的や社会的な活動の盛り上がりとともに、たびたび話題となった「冷笑」というキーワード。ここ数十年における「サブカル」的な感性のなかで醸成されたものとも言われる冷笑的態度は、どのように生まれ、どこへ向かうのか。文化特集号で「120 SNS以降のサブカルチャーと政治」の記事を寄稿いただいたテキストユニットTVODのコメカ氏とパンス氏をゲストに迎え、『広告』編集長の小野も交えながら語り合ったイベントの模様をお届けいたします。 現代における「冷笑」とは何か小野:最初に、なぜ日のテーマが「サブカルチャーと冷笑」となったのか。そこからお話しいただいてもいいですか。 コメ

    サブカルチャーと冷笑|雑誌『広告』
  • ワールドカップで日本がドイツに勝利したことを歓喜しなければ人格を疑われたり非国民扱いされるので人前では仕方なく喜ぶが内心どうでもいいと思ってる - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

    そういう人もいるんじゃなかって。 俺はそうなんだよ。でもそういう人って、薄情で、最低なのかな? と思ってしまうが、でも一定人数は、いるんじゃねえのか。 人力検索はてなでアンケートでもしてみるか。 q.hatena.ne.jpだって根的には、別に日が勝とうが負けようが、人生には何の関係もないだろ。 そりゃ家族とか友達とか知り合いが出場してたら関係あるけどよ。 でも宮徹さんが言うように、民主社会なんだから「どうでもいいと思ってる」という意見も尊重してほしいところだけどね。 b.hatena.ne.jp宮徹 on Twitter: "ドイツを応援する日人がいても、日チームを応援するドイツの方がいても、それを尊重するのが民主社会。 そして、一個人の見解を日共産党の見解であるかのように、描くのはフェイクそのもの。" 「さも喜ぶのが当然」みたいな、歓喜を強制する感じ。 ワールドカップハラ

    ワールドカップで日本がドイツに勝利したことを歓喜しなければ人格を疑われたり非国民扱いされるので人前では仕方なく喜ぶが内心どうでもいいと思ってる - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
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    amamako 2022/11/25
    アルチュセール懐かしい。大学時代に「イデオロギーとは何か」ということを考えるために読み耽った/まあ当然これぐらいの背景知識は、共産党なら地方議員レベルでもあるはずなんだよな。腐っても前衛政党なんだから
  • 自分がどう生きるかは、結局自分が決めるしかないのでは?―『21世紀の道徳』批判的書評 - あままこのブログ

    21世紀の道徳 作者:ベンジャミン・クリッツァー晶文社Amazon著者のベンジャミン・クリッツァー氏(id:DavitRice)の論考については以前もこのブログで何度か取り上げたことがあります。 amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp 上記の記事を読めば分かるとおり、僕はクリッツァー氏の豊富な知識量についてはすごいと思っているんですが、そこから示される、社会問題や学問観・人生論にはどうしても同意できないところがあります。ただ、なんでそこで同意できないかはいまいちよく分からなかったんですね。 それは、このを読んでも正直あまり変わらなかったんですが、ただこうやってまとまった形で論考を読むことによって、そもそもクリッツァー氏と僕には、根的な考え方の違いがあるんだなと思うようになりました。 学問は「唯一無二の正解」を示す

    自分がどう生きるかは、結局自分が決めるしかないのでは?―『21世紀の道徳』批判的書評 - あままこのブログ
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    amamako 2022/08/06
    ブコメやTwitterでの反応に対する応答をhttps://amamako.hateblo.jp/entry/2022/08/06/174306に書いた
  • わが内なる革新と保守 - 関内関外日記

    blog.tinect.jp またまた寄稿いたしました。よかったらお読みください。労働の価値観と、労働者の内なる個人的共産主義についてです。 ここで「共産主義」というのは、経済的なそういうのではなく、べつの言葉では「操作主義」と言っていますが、まあなんというか、「理論に基づいて社会を操作すれば進歩する」的な、「科学によって経済をコントロールすれば豊かになる」的なものでしょう。 すなわち、内なる個人的共産主義とは、ビジネス書を読んだりして勉強したり、セミナーに出たり、そうやって自分を高める(操作する)ことで、成果が上がっていくぞ、という考え方になります。 おれの雑な革新と保守の認識でいうと、革新というのはそういうタイプであって、理論、科学、それによる社会改造、進歩という感じ。一方で保守はというと、人間はそんな正解を導き出すだけの賢さはないから、前例でよろしくやっていたことを一変させないで、ち

    わが内なる革新と保守 - 関内関外日記
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    amamako 2022/04/16
    とても面白い記事だったので、言及した https://amamako.hateblo.jp/entry/2022/04/16/063858
  • 歴史認識論争についての記述を読むかぎり、DavitRice氏の記憶力や要約力は信用しづらいし、誠実な対応をする信頼ももちづらい - 法華狼の日記

    hokke-ookami.hatenablog.com 上記エントリと関連あるようなないような話。 日刊ゲンダイなどに寄稿しているid:DavitRice氏の下記エントリで私が言及されていた。 davitrice.hatenadiary.jp 応答を求める意見が第三者からあったので*1、「北村紗衣」氏の誤記などをコメント欄で指摘した。 しかし返答や反論のコメントがないのはいいとして、簡単な修正すらないまま新しいブログエントリが上げられている。 もちろん、指摘を黙殺することも個人の自由ではある。意見が長文になるほど反応が難しくなることも理解するし、単純に読みやすさを損ねてしまう問題もある。 しかし今後も応答が期待できないと思わざるをえないので、別エントリに対する歴史認識についてのコメントのみ、記録をかねて下記に転載しておく*2。 ツイート*3などでDavitRice氏自身が関連づけている1年

    歴史認識論争についての記述を読むかぎり、DavitRice氏の記憶力や要約力は信用しづらいし、誠実な対応をする信頼ももちづらい - 法華狼の日記
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    amamako 2021/07/20
    巻き込んでしまった僕が沈黙しているのもあれなので、記事書いたhttps://amamako.hateblo.jp/entry/2021/07/21/180748
  • 中国リベラル知識人の「親トランプ化」とその後遺症 | ふらっと東アジア | 米村耕一 | 毎日新聞「政治プレミア」

    退任前の最後の演説に臨むドナルド・トランプ前米大統領=米ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地で2021年1月20日、AP共同 米国のトランプ前大統領の支持者のことを中国のインターネット用語で「川粉(チュアンフェン)」という。トランプ氏を意味する川普(チュアンプ)とファンを意味する粉絲(フェンス)を合体させた造語だ。 昨年11月の米大統領選前後、日でもトランプ支持者の存在が話題になったが、中国でも、中国共産党に批判的で、人権や自由、民主主義といった普遍的価値を重視するリベラルな大学教授や社会活動家などがこぞって「川粉」となる現象が起きていた。 「トランプ氏を批判する者はチンピラ」 後述する米エール大学の林垚(リン・ヤオ)博士の論文に登場する例を紹介する。労働者の人権や言論の自由などで積極的に発言する清華大学の社会学者、郭于華氏は、2018年6月にツイッター上で「西側(諸国)の左派も、中国

    中国リベラル知識人の「親トランプ化」とその後遺症 | ふらっと東アジア | 米村耕一 | 毎日新聞「政治プレミア」
    amamako
    amamako 2021/02/13
    これ面白いな-。
  • 香山リカ×森岡正博「反出生主義」対談(前編)~私たちは「生まれてこないほうがよかった」のだろうか?

    「自分なんて生まれてこなければよかった」……一度は考えたことがある人は多いのではないでしょうか。長く続くコロナ禍において、これまで推奨されてきた「出勤して働くこと」「人と交流すること」などがどんどん制限されていくなか、精神科医の香山リカさんは臨床の現場で「生まれてきた意味」を問われたり、「死んでしまいたい」気持ちを語られたりすることが増えてきたといいます。 近年話題の「反出生主義」と、何か関係があるのでは? これを深掘りすることで、何か見えてくるものがあるのでは? 反出生主義を扱った書籍『生まれてこないほうが良かったのか?』の著者である哲学者・森岡正博さんと、「生と死」について、「自分と他者」について、「私」について、とことん語り合います。 反出生主義とは何か 森岡正博(以下「森岡」) ここ1~2年、「反出生主義」というものがメディアなどでも取り上げられたりと、注目を集めています。では、そ

    香山リカ×森岡正博「反出生主義」対談(前編)~私たちは「生まれてこないほうがよかった」のだろうか?
  • 反出生主義者はへこたれない 森岡正博『生まれてこないほうが良かったのか?』を読む - 関内関外日記

    生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! (筑摩選書) 作者:正博, 森岡 発売日: 2020/10/15 メディア: 単行(ソフトカバー) おれは反出生主義者を自認している。 おれの反出生主義は、シオランを読んで目覚めたものでもなければ、べネターを読んだせいでも、ショーペンハウアーから学んだわけでもない。 まず、おれの中から生じてきた思いがあって、その後に「反出生主義」という言葉を知ったのだ。 反出生主義、この世に生まれ出るという不運―シオラン『生誕の災厄』を読む - 関内関外日記 べつに今いるのを殺すことはないけれど、これ以上増やさなくてもいいとはわりと気で思う。 おれはこれを書いたとき「これだ」と思った。べつにだれの言葉の引用でもない。おれの内から湧き出た言葉だ。ひょっとしたらだれかの影響を受けているのかもしれないが、それを言い出したらキリがない。ここに今叩きつけて

    反出生主義者はへこたれない 森岡正博『生まれてこないほうが良かったのか?』を読む - 関内関外日記
  • 京都にあったオカルト?団体 謎の日本心霊学会 硬派出版社が開封した前身の過去|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

    京都にあったオカルト?団体 謎の日心霊学会 硬派出版社が開封した前身の過去 2020年11月25日 16:00 およそ100年前の京都に、「日心霊学会」という謎の霊術団体が存在した。いまは学術系出版社として知られる「人文書院」(京都市)の前身で、創業者の蔵から大量に関連資料が発見された。「オカルトまがいと誤解される」と硬派出版社がひた隠しにしてきた過去が、なぜいま明かされたのか。 ■開かずの蔵で大量資料発見 2013年の歳末。「開かずの蔵」の重い扉を、人文書院の3代目社長、渡辺博史さん(62)が開いた。 蔵の内部は昼間でも闇が覆う。2階部分に延長コードを使って明かりをともしながら進むと、段ボールがいくつも積まれていた。 その中に入っていたのが、大量の「日心霊学会」に関する資料だった。 「直感的に、これは資料的価値があると思いました」。博史社長は振り返る。 発見された資料は、日心霊学

    京都にあったオカルト?団体 謎の日本心霊学会 硬派出版社が開封した前身の過去|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
  • 荻上チキSession-22 愛国ソング特集文字起こし

    ラジオ放送局「TBSラジオ」のサイト。TBSラジオの周波数は[AM954kHz/FM90.5MHz]。PCやスマートフォンではradiko(ラジコ)でもお聴きに… 書き起こしは相槌や繰り返しなど、省略しても問題ないと判断した表現を一部省いていますが、基的には喋ったとおりに起こしています。文章として読むと冗長に思える部分があるかも知れませんが、ご了承ください。また節題は私が独自に挿入したものです。 【編注】 ▽2019年5月19日、3記事に分割していたものを一つの記事に統合しました。 ▽2019年12月3日、紹介された曲などのリンクを追加しました。 近年増える「愛国ソング」 南部広美 人気ロックバンドRADWIMPSが今月6日に発売した新曲「HINOMARU」が波紋を呼んでいます。「HINOMARU」はフジテレビ系のサッカー番組のテーマ曲に決まっている「カタルシスト」というシングルに収録さ

    荻上チキSession-22 愛国ソング特集文字起こし
  • いま、ロシアこそが〈世界の最先端〉である:『嘘と拡散の世紀』池田純一書評

  • 道徳や規範を認識できない人たちについての省察 - 道徳的動物日記

    note.com みんなが批判している通りの酷い内容の記事である。特に以下の箇所がヤバい。 フェミニストという言葉はネットのごく一部の界隈でしか聞いたことがないので一体どこのイベントなのかと純粋に興味がありました。僕が参加するイベントでは一度も聞いたことがありません。 フェミニストという言葉そのものが分断を呼んでしまうと思ってるのでなるべく使わない方がいいでしょう。ジェンダー問題に携わっているとよく出てくる言葉なんですかね。 しかし、上記の引用箇所で示されているような種類の鈍感さやアンテナの低さは、わたしには馴染みや見覚えがあるものだ。 ちょっと思い出したことがあるので、書いてみよう(詳細はボカす)。 以前に働いていた会社で、広告や宣伝のための動画作成をするプロジェクトが立ち上がったことがあった。単に商品やサービスの内容を宣伝する動画ではなく、時事問題に絡めた動画であったりネタ的なおもしろ

    道徳や規範を認識できない人たちについての省察 - 道徳的動物日記
  • 経済成長を巡ってすれ違う二つの人間観―人は生来「働きたい」ものなのかそうでないのか - あままこのブログ

    rna.hatenadiary.jp なんだろう、やっぱり経済成長肯定論者との間では、根的なところで議論が噛み合ってない気がする。 で、これは一体なぜなんだろうと考えてみると、そもそも「人間はいかなる存在か」という根的な人間観が異なってるんじゃないかと、思うわけです。 「生産性は嫌でも上がっていくもの」……当に? id:rna氏は「経済成長は別に『生産性を上げていこう』という話ではない」と主張し、その論拠として、次のように述べています。 そもそも生産性というのは嫌でも上がっていくものなのです。労働者の日々の創意工夫や突発的な技術革新によって、同じモノを作ったりサービスを提供したりするのに必要なコストは下がっていきます。言い換えるとより少ない労働者で同じだけのモノ・サービスが供給できるようになります。*1 ということは、ただ生産性が上がるばかりで需要の拡大が伴わないと労働者が要らなくな

    経済成長を巡ってすれ違う二つの人間観―人は生来「働きたい」ものなのかそうでないのか - あままこのブログ
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    amamako 2019/07/27
    ああ、働きたくない。
  • 「経済成長すれば生産性で人を測らなくなる」というのは、統計から見て間違い - あままこのブログ

    amamako.hateblo.jp 前回の記事、多数のブクマ・コメントありがとうございます。というわけで、今回の記事では、頂いたブクマ・コメントに対し、自分でも色々調べて考えてみたので、その結果を交えて返答していきたいと思います。 「経済成長すれば生産性で人を測らなくなる」というのは、統計から見て間違い まず、以下のコメントで寄せられた「むしろ経済成長することによって、この社会は『生産性で人を測らなくなる世の中』になる」という意見について。 dc42jk 経済成長するからこそ生産性で人間をはからない余裕が生まれる。全体が上手くいってれば、細かい部分の違いを許容する余裕ができるが、全体が上手くいかないとその違いを許容する余裕が無くなる。だから経済成長大事 serio 「衣足りて礼節を知る」と2000年以上前から言われてるわけで。経済成長して懐に余裕ができないと、なかなか弱者に優しくなれな

    「経済成長すれば生産性で人を測らなくなる」というのは、統計から見て間違い - あままこのブログ
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    amamako 2019/07/26
    前回の記事(http://amamako.hateblo.jp/entry/2017/02/21/194528)に寄せられたコメントにそれぞれお答えした。コメントのおかげで、より問いかけたいことが明確化した気がする。感謝。
  • シャカイ系の想像力 - sugitasyunsukeの日記

    藤田直哉氏のエントリー「システム改変的想像力の作品群」(http://d.hatena.ne.jp/naoya_fujita/20090804)が、最近ぼんやり考えていたことに近かったので、以下メモを。 宇野常寛は『ゼロ年代の想像力』で、「九〇年代のセカイ系(ひきこもり)から〇〇年代のサバイヴ系(決断主義)へ」というアウトラインを描いた。一九九〇年代の想像力は「ひきこもり系」「セカイ系」であり、『エヴァンゲリオン』『涼宮ハルヒ』等に代表される。これに対し、二〇〇〇年代の想像力は「サバイブ系」「決断主義」によって特徴付けられ、『DEATH NOTE』『コードギアス』等に代表される。《「引きこもっていたら殺されてしまうので、自分の力で生き残る」というある種の「決断主義」的な傾向を持つ「サバイブ感」は、ゼロ年代前半〜中盤の大きな流れになっていく》。 九〇年代の批評を牽引した批評家の東浩紀(とその

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  • 新左翼と科学哲学を好きな人に『三体』を全力でオススメする

    おい、そこのお前!あさま山荘事件が大好きすぎてカップヌードルう度に機動隊の気持ちになっているお前!なおかつ伊勢×戸田か戸田×伊勢かで議論したいが相手がいないお前!お前だ!お前に向かって俺は今書いてる! 『三体』だ!『三体』を買って読め!せめてKindleで無料サンプルは落とせ!BGMはRHYMESTERのThe X-Dayを無限リピートだ! よし、Kindleの無料サンプルは読んだか?読んでないよな。面倒くさいもんな。あんくらいWeb上で読めるようにしといてほしいよな。まあいい、せめてSpotifyでRHYMESTERのThe X-Dayをリピート状態にして以下の文章を読め! 『三体』は最高だ!一般的なあらすじは「文革で物理学者の父を失った娘が云々」などとぬかしているが、無料サンプルで読めるその描写が最高であることはまったく紹介されていない。引用するぞ。 シュプレヒコールがおさまるのを待

    新左翼と科学哲学を好きな人に『三体』を全力でオススメする
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    amamako 2019/07/20
    新左翼好きは新左翼の方が好きなんだから別に”あさま山荘事件が大好きすぎてカップヌードル食う度に機動隊の気持ち”にはならないと思う/それはそれとして良いレビュー
  • 暴力革命の正当性 - 青羽玲音の革命ダイアリー

    暴力はダメ、故に暴力革命もダメって当なの? 革命的共産主義者が肯定するのはプロレタリアートによるブルジョアジーへの暴力である。 まず一番最初に考えなければいけないことは「暴力に良い悪いはある」ということだ。「暴力が良いか悪いか」という次元の話ではない。論点になるのは「その暴力は正しいのか否か」ということ。 この点を考えずに「戦争反対なのに暴力革命は矛盾」と絶叫することは全くナンセンスである。*1「誰がいつどこで誰にどういう暴力を行使したのか」をもって、ではその暴力は正当なのか、これを考えるべき。 革命的共産主義者が「戦争反対」であるのはブルジョアジーの利益のためにプロレタリアートが殺し合いをさせられるからだ。つまり、帝国主義戦争への反対だ。国家による暴力と人民による暴力を一緒くたにすることはできない。「暴力革命」が「暴力」だからダメなのだという主張は国家権力による暴力の独占や行使を暗に黙

    暴力革命の正当性 - 青羽玲音の革命ダイアリー
    amamako
    amamako 2019/05/24
    僕はこの記事に賛同はしない。しないけれども、少なくともそこらにいる「暴力はいけませーん」とか言ってる凡百な連中よりかは、この中核派の人の方が百倍暴力というものについて真摯に考えてることは分かる。
  • 第431回:革命バカ1代、塩見孝也、死す。の巻(雨宮処凛) | マガジン9

    塩見さんが死んだ。 塩見孝也。1960〜70年代、革命を目指し、武装蜂起を主張した赤軍派の元議長。70年、ハイジャックの共謀や爆発物取締法、破壊活動防止法違反などで逮捕。獄中20年。89年、出所。晩年はシルバー人材センターの紹介で東京・清瀬のショッピングセンターで駐車場管理人をしていた。享年76歳。11月14日、心不全のために亡くなった。 塩見さんとの付き合いは、もう20年にもなる。 出会いのきっかけは、私が23歳の頃、ロフトプラスワンに「元赤軍派議長が語る!」的なイベントを見に行ったことだった。なぜわざわざそんなイベントに行ったかというと、当時の私は生きづらさをこじらせていて、近い過去に政治とかに怒って火炎瓶とか投げまくってた「政治の季節」に多大な関心があったからである。 翻って、自分の周りを見ると、半径5メートルの世界で消費活動だけしてろ、という空気の中、政治や社会に関心を持とうものな

    第431回:革命バカ1代、塩見孝也、死す。の巻(雨宮処凛) | マガジン9