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鈴木謙介に関するamamakoのブックマーク (4)

  • デザインだけが批判たりうる

    批判的な思想の弱さ この数年、というかコロナ禍以後、「思想」というものに対してまったく期待が持てなくなっている。個別の思想の内容に、ではない。ほんとうなら、何かを伝え、誰かと別の誰かをつなげるはずの言葉が、誰かを傷つけたり、というより、傷ついたぞ、どうしてくれるんだと詰め寄られたり、そのせいで人々がいがみあったりするものになっていることに辟易している。あるいは、ちょっとした言葉尻を気にして「そういうこと言うとまた炎上するのでは」と怯えたり、センシティブになっている人を見かけたりするのも苦しい。 まず確認しておきたいのは、ここでいう「思想」はいわゆる哲学とか現代思想とか、あるいは文化人類学や精神分析、宗教学など、とりわけ人文系の学問と関わりの深い理論的な思考のことを指している。だから、個人の経験に基づく信念とか、世の中を生き抜く知恵みたいなものとは違って、「役立つ」ことを必要としていない。強

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  • 愛にできることはまだあるか ー 『すずめの戸締まり』をめぐって « SOUL for SALE

    公開直後に観に行って、ほんとうに声を上げて泣く寸前まで嗚咽したのが、新海誠の最新作『すずめの戸締まり』。過去2作と比べてもエンターテイメント性の高い、アクションありコメディあり感動ありの高い完成度には舌を巻いたし、ものすごいスクリーン数で公開されていたことを考えても、興行収入は記録的なものになるだろうという印象を持った。周囲に聞くと人によっては「難しい」という声もあったのだけど、公開直後から良質なレビューブログもたくさん書かれていたので、以前のような考察を書くほどでもないかなと思っていた。 ただ、少し時間がたってあらためて振り返ってみると、自分の気になっていた点について論じている人があまりいなかったことや、それが自分自身の考えてきたこととシンクロする論点であることにも気づいてきて、それならば、と少し書いてみることにした。以下では作品へのネタバレを含むものの、作品そのものへの批評や感想ではな

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  • 対談:鈴木謙介×東浩紀「1995/2015――いま人文知は必要か」 « SOUL for SALE

    鈴木謙介×東浩紀「1995/2015――いま人文知は必要か」 @hazuma 前売2600円(1ドリンク付き)/ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2100円(1ドリンク付き)に! 詳細 当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円(1ドリンク付き)になります。 友の会会員限定席を複数予約される場合は、お連れの方が会員でなくても結構です。 お席はチケットの申し込み順ではなく、当日会場にご来場頂いた順にご案内致します。 開場時間はイベント開始1時間前の18:00となります。 【イベント概要】 6月28日、東浩紀が6年ぶりに『文化系トークラジオ Life』に出演した(電話出演)。 大学における文学部の価値が問われ、人文知そのもののプレゼンスが低下するなかで、現代における人文知の役割はいったいなんなのか。そして、それは当に維持可能なのか

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  • 民主主義不信 « SOUL for SALE

    PCがクラッシュしてしまったおかげで、ほとんどの仕事がスタックしている。どうせ新年度までには買い換えるつもりだったし、ちょうどVAIO TYPE Zが日でも発売になったのでタイミングはよかったのだけど、3週間近くモバイルマシンがないというのは痛い。こういう時期には読書や散歩をしながらいろいろと考えるのが定番だけど、ここのところあまりよくないフェーズに入っていて、碌なことが考えられない。それでも幸運なことに取材や講演の予定はたくさん入っているので、腐って家で寝ているというわけにもいかなず、なんとか社会に繋がっている感じ。 その中でぼんやりと考えたのが、いま、僕たちが直面している民主主義不信について。政治不信、と言ってもいい。一般にマスコミで言われる政治不信は、正確には「政治家不信」であって、トップをすげ替えれば政治というシステムが健全に機能することが期待されているという意味で、政治=民主主

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