7月19日に公開された藤本タツキの漫画「ルックバック」は傑作だった。CSM以来の藤本ファンとしては、この作家の底知れない引き出しの多さに驚愕したし、予告されているCSM第二部への期待感がいやがうえにも高まった。とはいえ、私は自分がこの作品のほんとうの素晴らしさを理解できているとは思わない。本作は「漫画家についての漫画」であると同時に、これまでになく藤本の個人史を投影したとおぼしい作品だ。それゆえ、実際に漫画制作に関わった経験のある人ほど、その素晴らしさを深く理解できるであろう。 私は特に物語後半の「じゃあ藤野ちゃんはなんで描いてるの?」という問いかけに続く無音のシークエンスがことのほか好きで、そこだけ何度も読み返している。藤野のネームを読んだ京本のうれしそうな笑顔、涙ぐむ京本にティッシュを渡す藤野、ただ京本を喜ばせたかった、という想いが画面全体から溢れ出してくる。藤本作品は良く映画的、と言
2018.08.03 00:25 『ヒプノシスマイク』の「女尊男卑」設定は、ミソジニーを表現する免罪符にならない 『ヒプノシスマイク』と差別表現をめぐって、ネット上で議論が起きている。『ヒプノシスマイク』とは、男性声優がキャラクターになりきってラップをするキャラクターソングとボイスドラマが収録されたCDのシリーズである。メインターゲットはオタク女性だ。第一線で活躍するプロのラッパーが曲提供した聞き応えのあるラップと魅力的なキャラクター造形で人気になり、最新作はオリコンで首位を獲得した。 しかし、ボイスドラマの中にはミソジニー(女性蔑視)やホモフォビア (同性愛蔑視)と受け取れる表現が含まれており、批判が起きた(参考:「ヒプノシスマイクが怖い話」)。また批判に対して「嫌なら見るな」「フィクションと現実は別」などの反発も相次いでいる。 実際にボイスドラマの内容を引用してみよう。 「てめーら俺の
ああそうだ、書くのを忘れるところだった。 『正論』の9月号に、最近「懲戒解雇」された(元?)大学教員が「何があったかお話しします」と題して寄稿してるんだけど、結びの部分に「外国勢力からの見えない浸透、静かな侵略」がどうたらとか書いてあんの。
ロサンゼルス南部で野菜、花、果物を育てる“ギャングスタ園芸家”ロン・フィンリー Photo: Todd Williamson / Getty Images for Airbnb 黒人やラティーノが多く住む米ロサンゼルス、サウスセントラル地区に暮らす“ギャングスタ園芸家”ロン・フィンリーは、10年ほど前から道路の脇や空き地などでゲリラ的に野菜を育ててきた。 最初は「農薬まみれじゃないリンゴ1個買うのに45分も車を走らせなきゃならない」ことに対する彼なりの抗議行動だったが、いまではその活動はロサンゼルス中に広がり、数十のコミュニティ菜園が作られるまでになった。 英紙「ガーディアン」が取材した。 「俺は菜園に夢中になんだ」と、“ギャングスタ園芸家”として世界で知られるロン・フィンリーは言う。「朝9時に家を出て、気がついたら午後7時だ。畑仕事をしてると何もかも忘れる。みんな庭を耕すべきだ」 手入れ
togetter.com ↑ 自分でまとめたこの件について、思うところをちょっと書いておこう。 ●今回はスティーブン・ピンカーという大物がターゲットになったことで話題になったが、アメリカのアカデミアにおける「キャンセル・カルチャー」の問題はいまに始まったことではない。今回はBLMが直接のきっかけとなっているだろうが、他にも「セクシズム」や「イスラモフォビア」などの咎で、これまでにも様々な学者たちの講演がキャンセルさせられたり謝罪要求をされたり、大学を追われたりしてきたいう経緯がある*1。今回については、除名といってもアメリカ言語学会そのものからではなく「フェロー」の立場や「メディアエクスパート」の立場からの除名を求める運動ではあるが、言語学とはほぼ関係皆無の数年前のツイートを取り沙汰してポジションを奪うことが許されてしまうのなら、萎縮効果は明白だろう。だからこそ、ノーム・チョムスキーやジョ
Latest topics > 「同調圧力は忌むべきものだ」と思考停止していたことに気付いた話 宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能! « Chromiumのコミットメッセージの「よりinclusiveにする」とはどういう意味か、GitHubがしている事の何がキナ臭いのか Main なぜMozillaはXULアドオンを廃止したのか?(翻訳) » 「同調圧力は忌むべきものだ」と思考停止していたことに気付いた話 - Jun 19, 2020 このところ狂ったような長文を立て続けに書いていて、いいかげん出涸らし感が出てきた気がするけど、このツイートからたらたら書き連ねたことの増補改訂版として残しておく。 欧米社会にもあるらしい同調圧力 Gitのデフ
週刊新潮、日本赤十字社医療センター部長で肺がん治療を行う里美清一氏の連載、何度も「武漢肺炎」と書いてわざわざ"コロナ"ってルビ打ってあってゲンナリ。 https://t.co/vhC5sL63Of
○○にいそうな女、とかそういうある種の職業や趣味を冷笑して馬鹿にしたようなやつ こんな差別を面白いことやってますみたいにツイートしてる媒体やばいだろ 渋谷で騒ぐ馬鹿と同じぐらい有害だと思うんだが
7月21日の参院選挙で重度の障害を抱えた舩後靖彦氏と木村英子氏の2名(れいわ)が当選した。マイノリティである障がい者の当選、しかも重度の障がいを抱える方の当選は画期的でした(ALS(筋萎縮性側索硬化症)で人工呼吸器をつける舩後氏と、幼少期の脊髄損傷による車いす生活の木村氏)。 しかし残念ながら2名の立候補以降、そして当選してからも、酷い差別がインターネット上で頻発・殺到しています。 例には枚挙にいとまがありませんが、一つだけ紹介しましょう。 れいわ維新の特定枠、素晴らしいと思いました。生きてるだけで大変な重度障害者を客寄せパンダにおこぼれ当選を狙う党首のクレバーさにはただただ感心するしかありません。僕も明日から車に障害者をくくりつけて優先駐車場使いたいと思います。 — †那須七氏† (@nasunanashi) July 21, 2019 「車に障害者をくくりつけて優先駐車場使いたい」?
若い人たちへ。これでもあなたは選挙に行きませんか? (動画はたかまつななさん@nanatakamatsuから) https://t.co/jiNkIblcTj
[ルッキズム=外見至上主義] ほんとに外見について、とやかく言う人が多すぎる。 私を、あなたの評価軸で、勝手に評価しないでください。 外見について、やたらと口を出す人達はルッキズムの奴隷である。 @ そんな、常に他人の外見をジャッジするひとたちは、 痩せているかどうか、顔が整っているか など、自分の偏った評価軸を勝手に人に押し付けて判断する。 「ブス」 「デブ」 などと暴言を吐く人がネット上でも日常生活でもたくさんいる。 それに加えて、外見に関係のない人格まで否定してこようとする人さえいる。 人を評価するための項目が、外見オンリーなのかもしれない。 そういう発言をしてしまうのは、発言する前に頭の中で一度考えるクセを持っていないからだと思う。 良心がある人は、発言する前に、それが言っていいことかどうか審査する関所みたいなものが頭の中で機能してるけど、 無礼な人たちは、その関所がぶっ壊れている
6月11日に札幌地裁であった本人尋問で、病院側の代理人弁護士が、「感染は嫌だというのは差別なのか」「医者には自分の身を守る自由がないのか」「100%感染しないと言えるか」と、HIVに関して知識不足の質問を繰り返して、裁判官に制止される場面がありました。 HIVは非常に感染力が弱く、治療薬の進歩で、治療しながら普通に生活し、働ける時代になっています。 病院側の発言の何が問題だったのか、整理してみましょう。 ※HIV(ヒト免疫不全ウイルス)。現時点ではウイルスを排除することはできないが、治療薬を飲み続ければ寿命を全うできる。治療をせずに、ウイルスが体内で増殖し、免疫が落ちることでニューモシスチス肺炎など23の病気を発症した状態をエイズ(後天性免疫不全症候群)という。 1.HIVはそもそも感染力が非常に弱いHIVは、そもそも感染力が非常に弱いウイルスとして知られています。 針刺し事故で感染者の血
3行まとめ コミックマーケット(コミケ)95において、あるサークルで「韓国人・中国人お断り」という張り紙がされていたという証言が上がり、問題となっています 更に、上記の張り紙について見解を問われたコミケ準備会が、法律で規制できない以上、そのような張り紙は容認すると解釈できる発言をしたことも大きな問題となっています 「韓国人・中国人お断り」という張り紙が法的に本当に問題ないかについては、多くの人が過去の判例や近年施行された法律・条例をもとに疑義を呈しています このまとめについて このまとめは、コミックマーケット(コミケ)95において、あるサークルで「韓国人・中国人お断り」という張り紙がされていたという証言から始まったさまざまな事象について、現時点(2019/01/04)でわかっていることや、この事件を考えるにあたって参考になりそうな知識についてまとめたものです。 なお、まとめ主自身が「韓国人
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