「北海道開拓の父」と呼ばれる佐賀出身の開拓判官、島義勇が祀る開拓神社を参る佐賀県の山口祥義知事=11日、札幌市中央区の北海道神宮(杉浦美香撮影) 佐賀県の山口祥義知事が11日、「北海道開拓の父」と呼ばれる佐賀藩出身の島義勇(よしたけ)を祀る北海道神宮の開拓神社(札幌市)をお参りした。 島は幕末、佐賀藩主の鍋島直正の命で蝦夷や樺太を調査。1869(明治2)年、開拓使判官となり、札幌の碁盤目状の区画を構想し都市整備の基盤を築いた。山口知事は島の偉業について、「北海道で大事にされているのにもかかわらず、佐賀では知られていない。教育の場で郷里の偉人を学び、誇りを持ってもらうようにしたい」と話していた。