エリザベス英女王(88)の次男、アンドルー王子(54)=王位継承順位5位=が未成年の少女と性的関係を持ったとする疑惑が、昨年末に米国で起こされた訴訟で浮上した問題で、英王室は4日、声明を発表し「断固として(疑惑を)否定する」と強調した。王室は2日にも否定声明を出したばかりで、同じ問題で立て続けに2回も対応するのは「前代未聞」(英BBC放送)。火消しに躍起となるのは、騒ぎが収まらなければ、王子のみならず王室にとっても深刻なダメージとなりかねないからだが、逆にメディアの報道は過熱してきている。 米訴訟で明るみに 疑惑は、米実業家のジェフリー・エプスタイン氏(61)をめぐる少女売春事件に関連して、12月29日に米フロリダ州ウエストパームビーチの地裁に起こされた訴訟で明るみに出た。原告は、少女時代にエプスタイン氏に売春を強要されたとする女性で、米政府を相手に「司法当局がエプスタイン氏と司法取引をし