アベノミクスを野党は失敗と断じています。でも(雇用の改善など)客観的な数字を無視してはいけません。わが党としても、景気回復の実感は大事にしたい。経済の成長とともに中小企業や家計に成果を行き渡らせていきます。 目玉政策の一つは給付型奨学金の創設。公明党は昭和44年に国会質問で取り上げ、訴えには年季が入っています。政府のニッポン1億総活躍プランに「創設に向けた検討」が入り、大きな一歩を踏み出しました。早く始めたいですね。 同一労働同一賃金の実現も目指します。公約では、正社員の約6割とされる非正規労働者の時間当たり賃金を8割程度に底上げするとしました。数字を掲げない方がいい場合もありますが、正規と非正規の格差縮小は待ったなし。公明党らしく、あえて明確な目標を打ち出しました。 (清宮真一)