民進党の山尾志桜里政調会長は20日の記者会見で、熊本、大分両県で相次ぐ地震に関連し、予防的停止を求める声もある九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)について、いたずらに政争の具としない考えを示した。「この震災と、この震災をきっかけとした原発への不安は政党のアピールに使うような事柄ではないと正直に思っている」と強調した。共産党は川内原発の停止を求めている。 また、米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイによる救援物資輸送を共産党などが批判していることに関しては、「さまざまな救援が必要とされている現在進行形の状態だ。受け止めや評価について党として何か判断をしてコメントをする段階ではない」と述べた。