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ブックマーク / www.magazine9.jp (24)

  • 札幌姉妹「孤立死」事件。の巻‐雨宮処凛‐マガジン9

    15日の集会 5月15〜17日まで、「全国『餓死』『孤立死』問題調査団」に同行して、北海道に行ってきた。 今年1月、札幌・白石区のマンションで姉妹が遺体で発見された事件や、相次ぐ餓死・孤立死(今年に入って私が把握しているだけで23人が亡くなっている)をなんとかしようと結成された調査団だ。 調査団の団長は、金沢大学教授の井上英夫氏。弁護士さんや現役ケースワーカーなど、30人からなる調査団が事件の真相を解明しようと札幌に乗り込むというので、私も同行させてもらったのだ。 この事件、発覚当初から私にとっては「他人事ではない」という思いが強かった。亡くなっていたのは42歳の姉と、知的障害のある40歳の妹。そんな二人の出身地は、私の地元である北海道滝川市。同郷の人であり、妹さんとは年も3つしか違わない。しかも、お姉さんが働いていたのは私もよく知る滝川のデパート。数年前、その店が倒産したことが地元民の間

  • 山本譲司さんに教えてもらったこと‐鈴木邦男‐マガジン9

    マガジン9 憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ|鈴木邦男の愛国問答:バックナンバーへ| 2012-04-04up 鈴木邦男の愛国問答 第96回 山譲司さんから新しいが送られてきた。演歌歌手と名前が似てるが、山譲司さんは元国会議員だ。「あっ、何かの事件で捕まって刑務所に入った人か」と思い出す人も多いだろう。受刑中は障害のある受刑者たちの世話役に従事する。その体験を出所後に『獄窓記』(ポプラ社、現在新潮文庫)として出版し、ベストセラーになる。感動的なだった。それから障害者福祉施設のスタッフとして通いながら、執筆・講演活動を行う。 そして今度は小説を書いた。『覚醒』(光文社)で上・下巻だ。<順風満帆のジャーナリストが、高校生を轢いた。しかも飲酒運転だった>との帯には書かれている。国会議員を目前にしていた男だ。自分の体験ともダブる。泥酔状態で

    山本譲司さんに教えてもらったこと‐鈴木邦男‐マガジン9
  • リビアで今、起こっていること(後編) アーデル・スレイマン|マガジン9

    ■「内戦」はさらに長引き、激化する? 僕自身は、個人的には「独裁」が必ずしも――特にリビアにとっては――悪いわけではないと思っています。でも、革命当時のカダフィは確かにカリスマだっただろうけれど、独裁は長く続けば必ず腐敗する。経済状況などを考えても、カダフィの存在はやはり今のリビアにとってマイナスだと感じていました。何とかして、リビアは今後変わらなきゃいけないだろう、という思いはあったんです。 でも、最初に反政府デモのニュースを聞いたときは、複雑な気持ちになりました。チュニジアやエジプトと違って、リビアの軍隊は即座に市民に向けて実弾を発砲するからです。2005年の「2・17」も含め、反政府の動きに関してはいつもそうだったし、今回もやはりそうだった。争いが拡大する中で、最近では外国からの傭兵が投入されているとも言われていますよね。そんな状況下で、国民がいまさら政府に従うわけはないと思うし、で

    dazed
    dazed 2011/03/20
    “僕は日本のTVに「ニュースチャンネル」がないことが昔からすごく疑問なんです。CNNやBBC、アルジャジーラのように、一日中国内外のニュースをやっていて、世界全体で何が起こっているのかを伝えるチャンネ
  • やまねこムラだより〜岩手の五反百姓から〜│第47回│マガジン9

    先々週のマガジン9で、機会を与えていただいて、TPP問題について書かせていただきました。 日のお米の値段には、赤とんぼの舞う秋や、カエルの合唱が聞こえる夏や、みどり豊かな里山や、浄化されたきれいな水の価値も含まれている。だから外国産のお米に比べると値段が高いのだと、考えていただけないだろうか、というのがわたしの発言の趣旨でした。 そのなかで、じつはあえて触れなかったことがあります。米農家の収入のことです。 都会の皆さまは、おそらくスーパーマーケットあたりでお米を購入されておられるのだとおもいます。 たとえば、5キロでいくらのお米を買われていますか? うちは、新潟魚沼産のコシヒカリだから5キロで4000円というかたもおられるでしょう。でも普通は、5キロで1500円から2500円のあいだ、という方が多いのではないでしょうか。 ただいま、日人の平均のお米の消費量は、年間60キロ弱。月にならせ

    dazed
    dazed 2010/12/10
    平成22年度の農家年収は1ヘクタールで84万6千円(うち戸別所得補償金は15万)。米価に換算して5キロあたり881円。
  • 『助けてと言えない』。の巻 雨宮処凛がゆく!│第167回│マガジン9

    第167回 『助けてと言えない』。の巻 最近、深く考えさせられるを読み、とても一人では抱えきれないのでみんなにも共有、というか無理矢理感染させたいと思う。 そのとは『助けてと言えない いま30代に何が』(文藝春秋 NHKクローズアップ現代取材班)。この連載の132回でも触れたNHKの同名の番組が書籍化されたものだ。 09年4月、北九州市で39歳の男性が孤独死(死因は餓死とみられている)しているのが発見されたことから取材が始まったこの番組の第一回を私は見ていない。こので詳細を初めて知ったのだが、男性の経歴は、現在の30代にとってまったく珍しいものではなかったことに改めて衝撃を受けた。 ざっくり振り返ると、69年生まれの男性は20歳で専門学校を卒業した90年に金融関係の会社に正社員として入社。時代はまだバブルだ。が、過酷な勤務から体調を崩し、退職。しかし、その頃は既にバブルがはじけたあと

  • 恐怖! 実録・強制送還!!|第33回|マガジン9

    憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ|松哉のびのび大作戦:バックナンバーへ| 2010-10-06up 松哉ののびのび大作戦 てえへんだ、てえへんだ! 大変なことが起こった!! つい数日前、韓国に行こうと思ったんだが、なんと入国審査に引っ掛かり、捕獲されて牢屋に入れられた揚句、日に強制送還!! おいおいおい、せっかくビビンパべようと思ったのに!!!! ってことで、来は新しいお店の話をしようと思ってたんだが、それはちょっと次回にして、今回はせっかくだから強制送還報告!! う~ん、こりゃ滅多にないよ! さて、まず今回は何のために韓国へ行こうと思ったかというと、ソウル市主催の「Seoul Youth Creativity Summit」というイベントでの講演を頼まれ、Haja Centerというところから招待された。講演内容も「若い連中が商店

    dazed
    dazed 2010/10/08
  • 雨宮処凛がゆく!│第159回│マガジン9

    第159回 中国人だから? アルバイトだから?「女」だから? 〜あるセクハラ裁判を巡って〜その2。の巻 川崎さんは70年、中国の北西部の甘粛省で生まれた。 専門学校を出てからは家族と一緒に四川に移り住み、銀行で働いていたという。 日に来たのは14年前の96年。日人と結婚した妹が出産することになり、その手伝いのためにやってきた。初めての日の印象を彼女はこう語る。 「成田空港に降りて、そこから福島に行くことになってたんですけど、外国人だからわからない。空港の女性たちがすごく親切に教えてくれました。それで福島についたら緑がいっぱいで、水も美味しい。中国の空気と比べたら、日の空気はすごく新鮮ですね」 そうして日が気に入った彼女は一度中国に戻り、仕事を辞めて福島の妹のところに移り住む。日語は、を読んで勉強した。 福島では、保険の外交員やレジ打ちの仕事をしていたという。 そんな彼女が現在

  • 雨宮処凛がゆく!│第158回│マガジン9

    第158回 中国人だから? アルバイトだから?「女」だから? 〜あるセクハラ裁判を巡って〜その1。の巻 日では、たくさんの外国人が働いている。中でもよく見かけるのは中国から来た人々だ。コンビニや飲店など、いたるところで姿を見かける。しかし、そんなふうに日常的に接する機会が多い中国の人だが、同じ職場でもない限り、交流を持つ機会は少ない。よって、私たちが彼ら・彼女らの悩みを知る機会もあまりにも少ない。 私自身が初めて外国人労働者の問題に興味を持ったのは、中国の研修生・実習生問題がきっかけだった。外国人研修・実習制度を謳って中国やベトナムなどから若者を呼び寄せるものの、一部では「時給300円」「トイレ1分罰金15円」などメチャクチャな待遇で、その上通帳や印鑑、パスポートまでも取り上げるという扱いがまかり通っているのだ。逃げたくても、言葉もわからず、パスポートもなく、また来日の際には年収の何年

  • 韓国からの留学生キム・ソンハの「パンにハムをはさむニダ」│第3回│マガジン9

    最近普天間基地の問題で連日報道が続いている。先週雨宮さんが出演し た福島瑞穂さんのイベント(「みずほと語ろう!2010」)でも普天間に関する話が大部分を占めていたが、まだ政府内でも一致した対案は出されていないようだ。 私は08年夏に大学のフィールドワークに加えられ沖縄に行ったことがある。那覇空港に着いてすぐに、戦時中住民が隠れていたという「ガマ」に入ってみた。また集団自決被害者の遺族に会ったり、嘉手納基地、コザ暴動の場所などにも行けたので重要な経験だったと思う。フィールドワークの内容は暗い話が多いが、個人的な沖縄の感想はそうでもない。地方放送のアナウンサーが着ていた「かりゆしシャツ」や国際通りの市場など、南国の雰囲気がとても印象的だった。機会があれば今度は是非、遊びで行きたいと思っている。 フィールドワークの期間中、米軍基地に関して沖縄の人々の意見を聞くこともできた。少なくとも私が会った沖

  • 映画『ザ・コーヴ』を観た - 鈴木邦男の愛国問答 第49回 | マガジン9

    自他共に認める日一の愛国者、鈴木邦男さんの連載コラム。 改憲、護憲、右翼、左翼の枠を飛び越えて展開する「愛国問答」。隔週連載です。 すずき くにお 1943年福島県に生まれる。1967年、早稲田大学政治経済学部卒業。同大学院中退後、サンケイ新聞社入社。学生時代から右翼・民族運動に関わる。1972年に「一水会」を結成。1999年まで代表を務め、現在は顧問。テロを否定して「あくまで言論で闘うべき」と主張。愛国心、表現の自由などについてもいわゆる既存の「右翼」思想の枠にははまらない、独自の主張を展開している。著書に『愛国者は信用できるか』(講談社現代新書)、『公安警察の手口』(ちくま新書)、『言論の覚悟』(創出版)、『失敗の愛国心』(理論社)など多数。近著に『右翼は言論の敵か』(ちくま新書)がある。 HP「鈴木邦男をぶっとばせ」 映画「靖国」以上の騒ぎになりますよ、と新聞記者に言われた。「露骨

  • マガジン9条〜短期集中連載「沖縄」に訊く―米軍普天間基地問題をめぐって―【3】鈴木耕(編集者)〜

    【第3回】 基地問題の焦点のひとつ、辺野古を訪れた。「ヘリ基地反対協議会」が座り込みを続けている海辺のテント村。那覇から1時間半ほどをレンタカーで走る。海の堤防脇に観光バスが停まっていた。 辺野古の海は当に美しい。しかしその浜は、キャンプ・シュワブと鉄条網で仕切られ、一般人は海辺へ入れない。鉄条網に、基地反対を思い思いに書き記した短冊や布切れが、まるで七夕飾りのように結び付けられていた。 テントの前には30人ほどの人。観光バスでやってきた人たちらしい。その人たちに向かって、恰幅のいい年配の男性が、パネルを手にして説明をしている。當山栄さんという69歳の男性。もう6年間も座り込みに参加しているという。私も人々の後ろで説明を聞く。 普天間基地の辺野古代替案が出てきた経緯と、それへの抵抗。ジュゴンを守れという運動の高まり。環境調査と称する防衛省の海への杭打ちに対する反対運動、座り込み。説明は3

  • 韓国・徴兵制なんて嫌だ! ある若者の闘い:雨宮処凛がゆく!│マガジン9条

    090930up あまみや・かりん北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルなどを経て作家に。自伝『生き地獄天国』(太田出版)のほか、『悪の枢軸を訪ねて』(幻冬舎)、『EXIT』(新潮社)、『すごい生き方』(サンクチュアリ出版)、『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)、『生きさせろ!〜難民化する若者たち〜』(太田出版)など、著書多数。現在は新自由主義の中、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。非正規雇用を考えるアソシエーション「PAFF」会員、フリーター全般労働組合賛助会員、フリーター問題を考えるNPO「POSSE」会員、心身障害者パフォーマンス集団「こわれ者の祭典」名誉会長、ニートひきこもり・不登校のための「小説アカデミー」顧問。雨宮処凛公式サイト 今回から、この「雨宮処凛がゆく!」内で、勝手に「連載」を始めさせて頂く。

  • 真夏の夜の夢〜 フリーター労組のキャバクラ争議。の巻 | 雨宮処凛がゆく!│第113回│マガジン9条

    090909up あまみや・かりん北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルなどを経て作家に。自伝『生き地獄天国』(太田出版)のほか、『悪の枢軸を訪ねて』(幻冬舎)、『EXIT』(新潮社)、『すごい生き方』(サンクチュアリ出版)、『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)、『生きさせろ!〜難民化する若者たち〜』(太田出版)など、著書多数。現在は新自由主義の中、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。非正規雇用を考えるアソシエーション「PAFF」会員、フリーター全般労働組合賛助会員、フリーター問題を考えるNPO「POSSE」会員、心身障害者パフォーマンス集団「こわれ者の祭典」名誉会長、ニートひきこもり・不登校のための「小説アカデミー」顧問。雨宮処凛公式サイト 横須賀市議会議員の藤野英明さんと。 またまた最初にちょっと告知を。公式サイ

  • マガ9レビュー │第116回│マガジン9

    090826up 、DVD、展覧会、イベント、芝居、などなど。マガ9的視点で批評、紹介いたします。 vol.116 8月18日に死去した金大中・元韓国大統領の国葬が先日、ソウルで行われた。 金大中氏はかつて、韓国軍事政権下における民主化運動の象徴だった。1973年8月、朴正煕大統領の政敵として、日米での亡命生活を余儀なくされていた彼は、東京のホテルで白昼、何者かに拉致される。いわゆる「金大中事件」である。当時、小学生だった私には、得体の知れぬ恐ろしさを植えつけられた事件として記憶に残っている。 この映画は金大中氏(KTとは彼のイニシャル)が拉致されてから、ソウルの自宅近くで解放されるまでの5日間を中心に、日韓の政治の闇を大胆かつリアルな想像力によって描いた作品である。 主人公は三島由紀夫を信奉する陸上自衛隊の情報将校だ。韓国語を話す彼は北朝鮮情報を収集する過程で、KCIA(韓国中央情報部

    dazed
    dazed 2009/08/26
    KT 2002年日本・韓国/阪本順二監督 「金大中氏の拉致発覚後、駐日韓国大使から電話を受けた当時の首相、田中角栄は顔を紅潮させて「(金大中氏を)殺すなよ。(殺したら、韓国を)爆撃するぞ」と凄んだという。」
  • もの言わぬロスジェネ。の巻:雨宮処凛がゆく!│第110回│マガジン9条

    090819up あまみや・かりん北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルなどを経て作家に。自伝『生き地獄天国』(太田出版)のほか、『悪の枢軸を訪ねて』(幻冬舎)、『EXIT』(新潮社)、『すごい生き方』(サンクチュアリ出版)、『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)、『生きさせろ!〜難民化する若者たち〜』(太田出版)など、著書多数。現在は新自由主義の中、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。非正規雇用を考えるアソシエーション「PAFF」会員、フリーター全般労働組合賛助会員、フリーター問題を考えるNPO「POSSE」会員、心身障害者パフォーマンス集団「こわれ者の祭典」名誉会長、ニートひきこもり・不登校のための「小説アカデミー」顧問。雨宮処凛公式サイト 唐突だが、まずはひとつ告知をさせてほしい。 この原稿がアップされる頃、私の

  • マガジン9〜この人に聞きたい『藤本幸久さんに聞いた』〜

    戦争する国、アメリカの真実を見よ 公開中のドキュメンタリー映画アメリカばんざい』は、 今、アメリカにある現実を、伝えています。 戦争を考える夏、8月は、 63年前の戦争を語ると同時に、 現在の戦争について、 私たちは目をそらさずに直視するべきでしょう。 銃を持つ若者たち、ホームレスになった帰還兵のこと、 決して人ごとではないはずです。 ふじもと・ゆきひさ 藤幸久さんに聞いた (ふじもとゆきひさ)1954年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、土典昭監督の助監督をつとめる。監督作品に、「闇を掘る」(2001)、「Marines Go Home-辺野古・梅香里・矢臼別」(2005)ほか。

    dazed
    dazed 2008/08/07
    低賃金の日雇いの若者をものすごくたくさんつくり出しているのは、もちろん企業の利益のためというのもあるでしょうけれども、それを進めていくこととセットでしか、憲法改正が実質的に意味を持たない
  • マガジン9〜雨宮処凛がゆく!〜(064)

    080806up あまみや・かりん北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルなどを経て作家に。自伝『生き地獄天国』(太田出版)のほか、『悪の枢軸を訪ねて』(幻冬舎)、『EXIT』(新潮社)、『すごい生き方』(サンクチュアリ出版)、『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)、『生きさせろ!〜難民化する若者たち〜』(太田出版)など、著書多数。現在は新自由主義の中、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。非正規雇用を考えるアソシエーション「PAFF」会員、フリーター全般労働組合賛助会員、フリーター問題を考えるNPO「POSSE」会員、心身障害者パフォーマンス集団「こわれ者の祭典」名誉会長、ニートひきこもり・不登校のための「小説アカデミー」顧問。「週刊金曜日」「BIG ISSUE」「群像」にてコラム連載。雨宮処凛公式サイトhttp://w

    dazed
    dazed 2008/08/07
    韓国の2007年大卒者のうち、正社員として就職できた人は、半数以下の48%。青年失業率(15〜29歳)は、『就職浪人中』の人を含めると、実に20%にのぼる。百万人の若者が、職を見つけられないでいるという
  • やまねこムラだより〜岩手の五反百姓から〜 第三十八回 「肥料よ、お前もか!」

    やまねこムラだよりー岩手の五反百姓からー 080702up つじむら・ひろお 1948年生まれ。2004年岩手へIターンして、就農。小さな田んぼと畑をあわせて50アールほど耕している五反百姓です。コメ、野菜(50種ぐらい)、雑穀(ソバ、ダイズ、アズキ)、果樹(梅、桜桃、ブルーベリ)、原木シイタケなどを、できる限り無農薬有機肥料栽培で育てています。 世の中、値上げラッシュですね。品では、パンや麺バターなどに続いて、物価の優等生といわれた卵まで値上がりします。ガソリンが、リッター180円台に突入するだけでなく、原油高が火力発電所のコストを上げ、電気代が値上がりします。鉄鋼価格が値上がりして、自動車の価格も引き上げられそうです。 庶民の収入は増えていないのに、生活に必要な基的なものを中心に値上がりがとまりません。不景気なのに、物価だけが値上がりする。こういうのを、スタグフレーションというので

  • やまねこムラだより〜岩手の五反百姓から〜 第三十四回

    やまねこムラだよりー岩手の五反百姓からー 080604up つじむら・ひろお 1948年生まれ。2004年岩手へIターンして、就農。小さな田んぼと畑をあわせて50アールほど耕している五反百姓です。コメ、野菜(50種ぐらい)、雑穀(ソバ、ダイズ、アズキ)、果樹(梅、桜桃、ブルーベリ)、原木シイタケなどを、できる限り無農薬有機肥料栽培で育てています。 やまねこムラも、5月末までにほぼ田植えが終わりました。遠くから見ると、水をはったたくさんの田んぼが小さな鏡のように、キラキラと輝いています。まわりの野山は、青葉若葉でからだにしみこむような緑です。個人的に、わたしが一番好きな季節です。 水があり、風が吹き、森の緑に抱かれ、草と土がにおいます。空には白い雲が浮かんでいます。森からは、ウグイスと一緒にホトトギスの鳴き声が聞こえるようになりました。田んぼは、毎晩カエルの大合唱大会です。 この、ごく当たり

  • マガジン9条〜雨宮処凜がゆく!〜(056):G8と地方の貧困。の巻

    080604up あまみや・かりん北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルなどを経て作家に。自伝『生き地獄天国』(太田出版)のほか、『悪の枢軸を訪ねて』(幻冬舎)、『EXIT』(新潮社)、『すごい生き方』(サンクチュアリ出版)、『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)、『生きさせろ!〜難民化する若者たち〜』(太田出版)など、著書多数。現在は新自由主義の中、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。非正規雇用を考えるアソシエーション「PAFF」会員、フリーター全般労働組合賛助会員、フリーター問題を考えるNPO「POSSE」会員、心身障害者パフォーマンス集団「こわれ者の祭典」名誉会長、ニートひきこもり・不登校のための「小説アカデミー」顧問。「週刊金曜日」「BIG ISSUE」「群像」にてコラム連載。雨宮処凛公式サイトhttp://w