コミュニティを管理することははたして出来るのだろうか。そんなことをふと思うことがある。コミュニティの成り立ちは10あれば10の特殊な要因があり、一つとして同じものはない。それがコミュニティの個性だし存在価値でもある。RubyのコミュニティはPythonのそれとは違うし、PerlやPHPのそれとも違う。Linuxのコミュニティは、BSDのそれとも違う。UbuntuとSuSEのそれも違うだろう。 一方で、各コミュニティ共通の普遍的なものもきっとあるような気がする。コミュニティと言うのが人の集まりだから故の古来からあるような知恵の結集みたいなものがきっとある。 アート・オブ・コミュニティは、オープンソースのコミュニティ運営についてUbuntuのコミュニティ・マネージャーが記したものである。日本においては企業の中にコミュニティ・マネージャーなるタイトルを持つ専門職というのはほとんどいないと思うが、