福岡県古賀市では3日に職員が偽サイトを発見。正規の「楽天ふるさと納税」のサイトの画像が無断使用され、食品詰め合わせなど返礼品7種が正規の35%引きで掲載されていた。市は別の偽サイト一つの存在も確認した。 これを受けて県が調査したところ、少なくとも県内12市町村の返礼品が複数の偽サイトに掲載されていた。7月には県内の女性が偽サイトを通じて同県嘉麻市に7200円を「寄付」したが、返礼品の牛肉が届かなかった。市が確認しようとしたところ、既にサイトは閉鎖されていた。振込先は個人名だったという。詐欺容疑で捜査している県警は、商標法違反など偽サイトの開設自体を立件できないかの検討も始めた。 同様の被害は全国に広がっており、北海道天塩町は10月下旬、カニやホタテなどが「2~3割引きセール」などと銘打って掲載されているのを確認した。山形県酒田市や静岡県御殿場市、京都府亀岡市、長崎県島原市などもそれぞれ確認