文字やスタンプなどを利用したコミュニケーションでは、身振り手振りや声の抑揚、表情などを伝えることはできません。 しかし、子供たちはネット上でやり取りする言葉だけに注意を払えばよいのでしょうか? ネットは日常生活の延長線上であり、日々の生活と切り離して考えることはできないことは、先にあげた「かわいくない」に代表される言葉の行き違いで、現実での無視につながることからもわかります。 親子で鍛える言葉の使い方 井戸端会議で多くの保護者から聞く親子間の会話は、おおよそこんな感じでしょうか。 「お母さん、お茶」 「お母さん、プリント」 子供が単語で会話をするので、理解できなくて困るというのです。 我が家でも、子供が低学年のうちはそのようなやり取りが日常茶飯事でした。 そのつど、 「お母さんはお茶じゃない、お茶をどうしたいの?」や、「お母さんはプリントをどうすればいいの?」と返事をするのです。 そうする