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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (6)

  • パナマ文書はどうやって世に出たのか | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (ニーマン・ラボのサイトから) パナマの法律事務所「モサク・フォンセカ」から流出した、金融取引に関する大量の内部文書。これを元に「パナマ文書リーク」の報道記事が続々と出ている。 いったいどうやって情報がメディアの手に渡り、各社の報道につながったのか。 ウェブサイト、ニーマン・ラボ(4月4日付)とワイヤード(4月4日付)の記事から、要点をまとめてみたい。 法律事務所の内部文書は1977年から2015年12月までの期間のもので、1150万点に上る。文書のサイズは2・6テラバイトに及ぶという。ウィキリークスの手によって世に出た米外交文書リーク(「ケーブルゲイト」、2010年)が1.73ギガバイトであったので、これの数千倍になるという。 1150万の文書ファイルには480万の電子メール、100万の画像、210万のPDFが入っていた。 経緯は 2014年末、ある人物が南ドイツ新聞の記者に暗号化された

    パナマ文書はどうやって世に出たのか | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • BBCの将来に激変? ―政府の歳出見直しで、4年で16%経費削減 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    20日、英政府が、財政再建のために政府の歳出計画を見直す「歳出見直し」を発表した。今後4年間(2014-15年まで)に、政府歳出を各省庁ごとに平均19%削減する予定だ。この結果、政府予測では49万人近くの失業者が出る可能性があるという。 なんとも大きな削減になりそうで、今日一杯は、このニュースで持ちきりだった。 メディアがらみであっと驚いたのがBBCの話である。4年で16%の経費削減となったのである。 振り返ってみれば、BBCも一つの公共機関であるから、何らかの削減をしてしかるべきではないかー?そんな声が政府から聞こえてきた昨今であった。 一方、BBCは設立許可証と王立憲章でその役割や活動が規定されている、特別な存在である。したがって、政府の大規模歳出削減が行われるからといって、BBCが犠牲を強要されることはないのではないか、という声もあった。 しかし、BBCには政府に握られている弱みがあ

    BBCの将来に激変? ―政府の歳出見直しで、4年で16%経費削減 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 「BBCよ、女性も投票するんだぞ」―英総選挙 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    英国で洋服を買いに行くとき、ウインドーショッピングでもいいのだが、実際に洋服を手に取ってみると体のサイズがでかいものが多いーこんな経験をする日女性はかなり多いのではないかと思う。(逆に日に帰ると、体に合いそうなサイズのものがたくさんあって、感激するわけだが。) 実際、体が小さいインド系、パキスタン系の女性もたくさん住んでいるので、よく探せばいろいろあるのだけれども、一通りウインドーショッピングをして、何だか馬鹿にされたような思いがして帰宅する・・・そんなことがかつてよくあった。 つまり、自分は想定購買者の中に入っていないな、と。相手の視野に入っていない。これに対するがっかり感。中に入っていけないような感じ。疎外感。 話は飛ぶようだが、英国でも(日のように)政治の世界にもっと女性を増やすべきだ、メディアの目立つところにももっと女性が出るべきだーという声がある。これを、単に「フェミニズム

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  • 新聞の関係性+コンテンツ有料化と英新聞界(上)「新聞協会報」より | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    新聞社のウェブサイト有料化導入に関する議論が百出だ。アップルのアイパッド(iPad)の発売が英国(米国以外の世界数か国)では4月末となり、電子端末機器を通じての有料化にも大きな期待がわいている。このトピックは非常に話の流れがはやい。先日も、ニューヨークタイムズ(2011年から有料化導入予定)が、書評記事を有料配信するというニュースがあったばかりだ。 英国の新聞について言えば、以前はあった大きな抵抗感が今はなくなったのが、不思議と言えば不思議。「有料化もありだぞ」という論が随分と出たからだろうか。 このトピックに関して、新聞協会報に書いた記事を下に貼り付けようと思うのだけれど、その前に、協会報の3月2日付におもしろいコラムがあったので、紹介したい。 「週刊メモ」という1面下のコラム。マーケティング調査会社MIFTの調査を紹介している。この中で、MI世代(20-34歳男性)は「活字を読むの好き

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    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/03/11
    「「私の」新聞と言える新聞―。それならお金を払うだろうな、と思う。」だよなぁ。でもとりあえず否定から入る俺にそういうメディアはあるんだろうか?
  • NYタイムズが一部有料化―2011年から 「がっかり」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    米ニューヨークタイムズが、今まで無料で読めるウェブサイト上の記事に有料制を導入することになった。同紙が21日、正式発表した。 http://www.nytimes.com/2010/01/21/business/media/21times.html?src=twt&twt=nytimes 読んでみて、何だかがっかりである。鳴り物入りで期待大だったが(どうやるのかと)、導入は2011年の予定なのだ。詳細は読めば読むほど、消え入りそうになりそうなぐらい、漠然としている。 年が明けたばかりなのに、来年の話をされても困る、という感じである。その時までに状況は様変わりしているかもしれない。何しろ、米ニューズ社の傘下の新聞、たとえば英国のタイムズなどが、今年中に(一時は、上半期内とも言っていた)有料制の導入を宣言しているのだ。 上の記事でがっかりするのは、まず、最初に「しばしば訪れる読者に」お金を払っ

    NYタイムズが一部有料化―2011年から 「がっかり」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 英ガーディアンがアイフォーンで有料アプリ発売―有料・無料のまやかし | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ガーディアンが、今朝、アイフォーン用の新しいアプリの提供を開始した。 http://www.guardian.co.uk/media/pda/2009/dec/14/guardian-iphone-app 驚いたことに、有料だった。2・39ポンド(約345円)。金額だけ見ると高くないように見えるが(今時、英国で2-3ポンドで買えるものといったら、サンドイッチぐらいだろうか)、アイフォーンでニュースのアプリのリストを見ると、大体1ポンド以下。中東の衛星放送アルジャジーラ英語でも1・79ポンド。2・39ポンドは破格に高い金額と言える。 このニュースを知ったのは、ツイッターで、ガーディアン編集長(アラン・ラスブリジャー氏)が「新しいアプリが出た」とつぶやいたからだ。その後で、同紙のデジタル担当のエミリー・ベル氏や毎週「メディアトーク」という番組を作っている同じくガーディアンのメディア記者、マット

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