JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」が7日午後、鹿児島中央駅からJR鹿児島線を経由して、第三セクター肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)に初めて乗り入れた。八代駅には午後10時15分に到着。まちづくり住民団体のメンバー約20人が「ようこそ八代」などと書かれたうちわや横断幕を持って出迎えた。 おれんじ鉄道区間(川内-八代)を運行の際、車内では八代産トマトや隣町の芦北産和牛など地元食材を使った高級フレンチが夕食に提供される。出迎えた住民団体の代表、福田信一さん(68)は「ななつ星のブランド力で地元浮揚につながればうれしい」と期待。八代駅手前の球磨川鉄橋付近では花火も打ち上げられ、歓迎ムードを演出した。 ななつ星は約5時間停車した後、鹿児島線で阿蘇方面に向けて出発した。 =2016/04/08 西日本新聞=