消費税率が来年4月1日から8%に引き上げられるのは周知のとおり。これに合わせ、鉄道各社が増税分を運賃に転嫁する方針を相次いで打ち出している。しかし、その足並みは完全に一致しているわけではない。 たとえば、大手鉄道会社は東西で対応が分かれた格好だ。切符、ICカードとも10円単位の値上げを申請したのは、JR東海やJR西日本、JR九州、JR四国、JR北海道、関西の私鉄大手、名古屋鉄道、西日本鉄道など。一方、JR東日本や関東の私鉄大手などは、ICカードで1円刻みの値上げを申請した。 そもそも、今回の増税分の転嫁に際して、値上げ幅は現行の運賃を105で割って108を乗じる=2.857%増の中に収まるよう、国土交通省が事前に指針として打ち出していた。そうした中で注目されていたのが、いわゆる「1円刻み運賃」への対応である。 現在、鉄道運賃は自動券売機や窓口で購入することを前提に10円刻みとなっている。こ
「西鉄電車」値上げ申請 2014年4月から、初乗りは据え置き [福岡県] 2013年12月18日(最終更新 2013年12月18日 01時57分) 西日本鉄道(福岡市)は17日、消費税増税に合わせ来年4月1日から、天神大牟田線と貝塚線の鉄道運賃を値上げすると国土交通省に申請した。認可されれば値上げは1997年7月以来。初乗り運賃は150円で据え置く。 値上げは10円単位で、平均改定率は2・857%。運賃が190~550円の区間は10円、600~千円の区間は20円、それぞれ高くなる。西鉄福岡(天神)までの大人片道運賃は西鉄二日市から340円、西鉄久留米からは620円となる。 定期運賃(大人1カ月分)は、通勤が150~830円、通学は60~170円の値上げ。平均割引率は通勤が現行より0・3ポイント大きい38・6%、通学は0・6ポイント大きい81・3%となる。 値上げ認可後、美術展の観覧券などと
JR九州は12日、来年4月に消費税率が8%に引き上げられるのに伴う運賃改定を国土交通省に申請した。普通運賃は初乗り160円のみ据え置き、200円以上の区間、定期(券)運賃、新幹線料金などは10円単位で値上げする。 運賃改定では、鉄道収入全体に対し増税分にあたる約3%を上乗せする。160円区間は据え置きで、現行200~450円区間は10円、540~820円区間は20円値上げされる。 定期券は、160円区間も含めて値上げする。特急料金、新幹線運賃なども増税分を転嫁する。「2枚きっぷ」などの割引切符についても値上げする方針で、今後届け出を行う。
JR東日本は12月12日、来年4月の消費税率8%への引き上げに伴う運賃改定の方針を発表した。JR各社の中でJR東日本のみ、ICカード利用時に1円単位運賃を導入する。 改定は4月1日付けで、原則として全運賃・料金を改定。普通運賃の場合、切符(磁気定期券、IC定期券含む)では四捨五入による10円単位(一部区間は切り上げ)とするが、ICカードでは「引き上げ相当分をより正確に転嫁するため」として1円単位運賃を導入する。 具体的には、山手線・電車特定区間(東京周辺)の初乗り運賃は現行130円がICカード利用時に133円、切符では140円に。幹線・地方交通線は初乗り現行140円をICカード利用時に144円、切符利用時に140円とする。 電車特定区間ではICカード利用時が切符より安くなる一方、幹線・地方交通線では切符利用時のほうが安くなる区間がある。このため、運賃表で切符運賃に対応するICカード運賃を対
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