『メルカリ カウル』開発でデザイナーが果たした役割とは? 『メルカリ カウル』の開発プロセスがユニークだ。 デザイン先行で企画され、約半年でローンチへ。もともとのプロジェクトは3名という最小チームでスタート。事業として正式なGoが出る前にモックを制作。プロトタイプができてから正式にエンジニアがアサインされ、実装へ。スピーディーに0→1を実現した。 もちろんメルカリの姉妹アプリという前提はあるが、それにしてもかなりスムーズなプロダクト開発だったといっていいはずだ。 同プロジェクトを指揮したのは、ソウゾウの執行役員である藤崎研一朗さん。そしてもう一人のキーマンが、UX設計・デザイン全般を担ったデザイナーの大杉健太さん(32)だ。 大杉さんは『メルカリ カウル』リリースまでをこう振り返る。 「じつは毎朝、プロダクトオーナー(PO)である藤崎と定例でミーティングを入れていたんですよね。UIを描きま