少子化が止まらない韓国。その背景や要因を詳しく分析し、日本の政策とも比較しつつ、どのような対策が必要なのかを考えます。
東京を舞台にしたミステリー小説作家のマイケル・プロンコが、コロナ禍でマスクに覆われてしまった街で感じる寂しさを綴る。顔が失われ、隠れ家的な空間が消え、人々の物語に触れられなくなった東京で覚える何とも言えない喪失感──。 『地下鉄の駅で』 エズラ・パウンド 人ごみのなかに、つと立ち現われたこれらの顔── 黒く塗れた枝に張りついた花びら。 なんとなくではあるが、東京に普通が戻りつつある。私は大学で対面の授業を再開し、対面の通勤も再開することになった。外での食事もそれなりの数になった。だが、東京は以前とは同じではなく、もはや元に戻らないのかもしれないとさえ感じる。顔のない都市になってしまったのだ。 私はマスクに反対なわけではない。それどころか一般論としては隠し事や秘め事の類は嫌いでない性分だ。ただ、みんなの顔が見えないことに一抹の寂しさを覚える。 東京を魅力的な土地にしていたもの──居心地のいい
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
「時間とはなにか?」「いのちとはなにか?」「死とはなにか?」 誰もが心に抱いている根源的な問題を、ファンタジーという手法を使って、子どもにもわかる易しい言葉で考えさせてくれる文学作品があります。ミヒャエル・エンデ「モモ」。30カ国以上で翻訳され、今も世界中で愛され続けている作品です。生誕90年を越えて、再び大きな脚光を集めるこの作品を、「100分de名著」で取り上げます。 主人公は、街の円形劇場の廃墟に住みついた小さな女の子、モモ。彼女の不思議な魅力にひかれて大人も子どももモモの周りに次々と集うようになり、街の人々との間にあたたかな友情が生まれました。ところがある日、「時間貯蓄銀行」から来た灰色の男たちがこの街に現れます。人間の時間を盗んで生きる彼らの詐術によって街の人々は時間の節約を始めました。どんどん冷えきっていく街の大人たちの心。友人たちを助けるためにモモは「時間の国」を訪れます。そ
『ゲンロン11』が、2020年9月に刊行されました。 今号からスタートした新設のコーナー「ゲンロンの目」では、さまざまな著者から「旅」にまつわるエッセイを寄稿いただいています。以下に公開するのは、柳美里さんによる「ステイホーム中の家出」の前半部です。 緊急事態宣言下の日本で人々を服従させる「ステイホーム」という指示。支配を「自発的に」受け入れさせる言葉に逆らって、筆者はなぜ「家出」をすることにしたのか。自分の記憶をたどる旅に出るまでの軌跡をお楽しみください。 『ゲンロン11』は現在好評発売中です。こちらのURL(https://genron.co.jp/shop/products/detail/487)からどうぞ。(編集部) 1 わたしは、家出をしている。 この原稿は、家出先の会津若松市の東山温泉の宿で書いている。 東京都や大阪府などの大都市圏や、感染の第2波が広がっている北海道を
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
新年の次はカーニバル。年中行事を楽しく過ごしていたイタリアを突然、新型コロナウイルスが襲った。北部から始まった感染は猛進し、三月中旬には全土封鎖が発令され家から一歩も出られない毎日が始まった。 ヴェネツィアで下宿する大学生に連絡してみると、実家のあるミラノには帰らないという。「中世に、疫病の感染防御のため〈隔離〉を考え出して戦ったここヴェネツィアに残り、間近で一部始終を見たいのです」 疫病文学の原点 彼女は外出禁止中に読もうと、ボッカッチョ著『デカメロン』を買った、と言った。一三四八年にペストがイタリア半島を猛襲した際に執筆された、名作である。感染を逃れるためにフィレンツェ郊外へ避難した男性三人と女性七人が、毎日ひとり一話ずつ十日にわたって話した百篇(ひゃっぺん)の物語、という構成になっている。ボッカッチョは〈第一日まえがき〉で、疫病の凄惨(せいさん)さと取り乱す人々の様子を描く。観察眼は
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初めての一人旅は高校1年生の春休み、国鉄の切符を手に周遊した東北地方だったという作家・沢木耕太郎。それから半世紀以上、さまざまな国々を旅して回ってきた彼は、新型コロナウイルスで世界への門扉が閉ざされる今、何を思うのか。沢木が語る「コロナ禍」「東京五輪2020」、そして「旅と人生」。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース 特集編集部) 80年代・90年代のバックパッカーブームを後押しし、日本中の若者を旅へと駆り立てた沢木耕太郎の『深夜特急』(新潮文庫・全6巻)。主人公「私」の一人語りで綴られる、アジア、中東、ヨーロッパの旅は、いつ読み返しても新鮮なときめきを与えてくれる。 沢木は現在72歳。一貫してメディア出演を控えているというが、すらりとした体躯に背筋の姿勢の伸びた姿勢、精悍なまなざしは、旅に生きる作家のイメージそのまま。はじめに、この春のステイホーム期間はどのように
延期となった『東京オリンピック・パラリンピック』に向けて、近年、かつてない規模の再開発が進んできた東京。駅周辺が変わり続けている渋谷をはじめ、都市の「ハード」面という点では、その新陳代謝のエネルギーには目を見張るものがある。 一方で、都市の「ソフト」面、つまり文化はどうだろう? 正直なところ、風景の劇的な変化に比べれば、「東京のある街で最近面白いカルチャーが生まれている」という話は、ほとんど聞かないのが現状ではないだろうか。いま、都市とカルチャーの関係はどうなっているのだろう? 「テクノロジーとカルチャーで未来を耕すウェブメディア」をテーマに、今年4月にローンチした本サイト『CUFtURE』。このビジョンを真に実りあるものとするためには、どんな視点が必要なのか? 『WIRED』日本版の編集長時代から都市に関する発信を続けてきた、コンテンツレーベル「黒鳥社」を主宰する若林恵にその疑問をぶつ
<コロナ感染予防の名の下に求められる日常生活のニューノーマルを無批判に受け入れ、それに従わない者を叩く風潮に物申す> 私はなぜか知らないが「古谷はITに強い」という感じで認知されている場合がある。しかし私が最も好むのは古今亭志ん朝(3代目)の落語(CD)で、殖産の時代の生まれよろしく、まったくITなるものに興味が無いし知識もない。大学生の時にHTMLの勉強はしたものの所詮は21世紀初頭のレベルで、現在のWEBサイトがどのような構造になっているのか見当もつかない。「Bluetooth」というのをずっと「青い歯」と思っており、これが遠隔的にスマホや家電等々をつないで操作できる技術だと知ったのは約4年前のお話である。テレビ番組をDVDレコーダー(ブルーレイレコーダー)に録画する方法が未だに分からないので、用がある場合は人に頼んでいる。何なら『KAT-TUN』というグループを27歳まで「カットタン
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新型コロナウイルス感染防止のため、多くの学校が長期休校となり、子供たちも大きな不安を抱えていることだろう。そこで、解剖学者の養老孟司氏(82才)が、子供たちにメッセージを送る。 【プロフィール】 解剖学者 養老孟司/神奈川生まれ。社会現象や人間の心理を脳科学や解剖学の知識を交えながら解説。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。2003年に発表した『バカの壁』は419万部の大ベストセラーとなり新語・流行語大賞も受賞した。 * * * 学校にも行けず、友達にも会えず、ひとりで部屋に閉じこもって寂しい思いをしているかもしれない。だけど、あなたを取り巻く世界は友達や学校だけだろうか。 世界は見方によって、「対人の世界」と「対物の世界」に大きく分かれています。「ひとりで寂しい」というのは、「対人の世界」の話のことです。 たとえば「将来の夢はユーチューバー」という子が増えているといいます。
イタリア北部の病院はコロナ患者であふれているのだから、すでに衰弱している高齢者の治療が優先されることはないだろう。だったら、自宅で療養しても一緒ではないか。 「結局、どうなるかわからないまま、小さな病室に入れられてしまうだけよ」 エマヌエーラはそう、父に言ったこと思い出す。 父が自宅の寝室で危篤状態に陥ったとき、エマヌエーラはこの日のことを思い出した。床には酸素缶が転がり、すすり泣く声が響いていた。 最後の別れもできぬまま… 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者は世界で13万人以上(編集部注:記事が公開された4月22日時点の統計)と言われているが、その多くは家族との最後の別れも叶わぬまま、集中治療室で亡くなっている。このウイルスの最も残酷な一面だ。
2020年5月4日、仏作家のミシェル・ウエルベックが、パンデミックがはじまって以来、はじめてコロナ禍についての文章を公表しました。原文は仏ラジオ局「France Inter」に掲載(第三者によって朗読された音声もしばらくは聞けます)。すでにどこかで翻訳されているかもしれませんが、以下、わたしの試訳を掲載します。誤訳等ありましたらご指摘いただけるとうれしいです。 少し悪化した世界に —— 何人かの友人たちへの返信 きちんと認めなければならない。この数週間にわたって交換されたEメールのほとんどは、宛先人が死んでいないか、あるいは死にかけていないかと確認することが第一の目的であったということを。それでも、わたしたちはひとたび確認し終えたら、この状況に対して、なにかおもしろいことを言おうとする。だが、それは簡単なことではない——この感染症は、不安を掻き立てると同時に退屈なものであるという離れわざを
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