2024年5月4日、5日の2日間にわたり“秋葉原 from Scratch”にて上演された知的ことば探しゲーム『ウーマンコミュニケーション』のシルエット朗読劇。 「あのセンシティブワード(※)だらけゲームをどうやって朗読劇に?」 「ゲームのストーリーをそのまま朗読劇にするのか? それともオリジナルストーリーか?」 「ジェントルマン小林やカリスマ田中は登場するのか!?」
「徒桜」パンフレットと『VTuberの哲学』 「徒桜」(あだざくら)は2024年3月17日に東京・板橋にある「プラネアール 板橋学校スタジオ」で開催されたイベントである。 passmarket.yahoo.co.jp 「堰代ミコ 生誕記念イベント」と銘打っているとおり、ななしいんく所属のVTuber・堰代ミコの3月5日の誕生日を記念したななしいんく主催のイベントで、いわゆるVTuberの生誕リアイベである。VTuberでは年に一度の誕生日にライブやトークイベント、特別なライブ配信などを行うことが多いが、堰代ミコが2024年のそれとして行ったものと言える。 「プラネアール 板橋学校スタジオ」は「学校」をテーマにした撮影スタジオで、3階建ての施設内に教室・職員室・校長室・保健室・部室といった学校内の部屋を模した空間がコンパクトな動線で用意されている。 www.planear.co.jp 「プラ
著:箱部ルリ (本記事は、早稲田大学負けヒロイン研究会の会誌「Blue Lose vol.3」に収録されている「コミケ、その時代の終わり――美少女同人ジャンルの通時的観察――」を改稿したものです。) 12月20日17時50分追記: 不適切な表現や誤解を招く可能性のある部分については、随時修正を加えております。 特に、特定のクリエイターに対しての表現が非常に不適切であったと認識し、該当する記述を全て取り除いております。詳しくは一番下の更新履歴を参照ください。 また、記事の内容に関するいただいたご指摘に対しては、後日、詳細な報告と謝罪を含む記事を公開する予定です。 いくつかの失礼な表現があったことを深くお詫びします。 12月23日0時25分追記: お詫びと訂正をアップロードいたしました。 栄光は、安心してご注文をしていただける会社となるよう努力してまいりました。 しかし今回、苦渋のお願いをしな
欧州の主要アニメ・日本ファンイベント、ドイツの「ドコミ」では、過去2年間、名誉ゲストとして「小鳥遊キアラ」さんなどの有力Vtuberが出演し、イベントを盛り上げてきました。ドイツでは、Vtuberカルチャーは根付きつつあるのでしょうか?今回は開催を間近に控えた「ドコミ」の公開情報を中心に考えてみたいと思います。 今年の「ドコミ」今年のドコミは直近の報道によると、来場者は17万人になる見込みだそうです。昨年に7.5万人の来場者を集め、過去最高記録を更新したばかりですが、今年は、開催期間をこれまでの2日間から3日間に延長し、使用ホールもひとつ追加しさらに大型化しています。 そんなドコミですが、会場でスマホで情報が得やすいように専用のアプリも提供していますが、今回はまず、オンラインで公開されているプログラム冊子(ダウンロードページ)をチェックしてみます。 ステージ関連まず、最初に目についたのは、
いつも応援してくれてありがとうございます。 KAMITSUBAKI STUDIOプロデューサー、PIEDPIPERです。 まずは先日開催された「KAMITSUBAKI FES '23」にご参加頂いたファンの皆様へ、心から感謝の言葉を述べたいと思います。 この「KAMITSUBAKI FES '23」では、KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガー達、シンガーソングライター達と、姉妹プロジェクトであるSINSEKAI STUDIOからのゲストアーティスト達が一堂に会し、音楽を通じてバーチャルとリアルの垣根を超えた素晴らしいライブ体験を皆様にお届けすることができました。 また数年ぶりの声出しでのライブ開催に関しては、関係者一同、感極まる瞬間が何度もあり、僕自身涙があふれることもありました。 それぞれのアーティストがステージで熱い想いを込めてパフォーマンスする姿は、僕達運営スタ
Home » サンリオ来場者が言葉を失い茫然としたVTuberキヌのVRパフォーマンス 現場では何が起きていたのか? サンリオ来場者が言葉を失い茫然としたVTuberキヌのVRパフォーマンス 現場では何が起きていたのか? 12月11日(土)12日(日)の2日間にかけて行われたサンリオの公式バーチャルイベント「SANRIO Virtual FES」。その無料ライブのひとつとして行われたVTuberキヌさんのパフォーマンスが、体験した来場者たちの大きな話題となっています。著者もその現場に立ち会い、あまりの出来事に涙してしまったほど。今回は現場で一体何が起きたのか、その一部を紹介します。 そのパフォーマンスが行われたのは、無料エリア「B4 CHILL PARK」。20時半ちょうどになると、キヌさんの顔のアイコンが画面に登場し、これから行われるパフォーマンスについてアナウンスが行われました。 しか
7月23日、東京五輪開会式で打ち上げられた花火。東京は4度目の緊急事態宣言下、新型コロナ新規感染者数は4000人を超える日が続いた。 Mark Edward Harris 東京五輪が8月8日、閉幕した。米ニューヨークに住む私の周りでは、新型コロナの危機的な感染拡大が続くなかでの開催に、(在米の)日本人こそ懸念を示したものの、アメリカ人の友人たちの間ではほとんど話題にのぼらなかった。 そうした現実を反映してか、アメリカで東京五輪の独占放映権を持つNBCテレビの視聴率は、2016年のリオ大会に比べ、全日で45%低下。プライムタイム(20時〜23時)も51%落ち込んだ(CNN.com記事による)。 それでも、プライムタイムは開催期間中の平均視聴者数が1350万人と、高齢者層を中心に他局をしのぐ数字を獲得した。全競技を配信したNBCのスマホアプリや同社運営のストリーミングサービス「ピーコック(Pe
宇多丸さんが2021年7月19日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で東京五輪の開会式の音楽制作担当である小山田圭吾さんの過去のインタビュー記事が問題視されている件について話していました。 (宇多丸)ちょっと今日もね、しかもあんまり愉快じゃない感じの話題が多いんですけども。まずはこのメールからご紹介させてください。「オリンピックで起用されたCorneliusこと小山田圭吾さんの過去の雑誌記事によるいじめ発言問題について、(記事を掲載した雑誌の発刊元である)ロッキング・オン・ジャパン編集長も謝罪文を公表したようです。この件について、TwitterなどのSNSにて様々な意見が交わされていますが、宇多丸さんはどうお考えでしょうか?」というメールでございます。 あの、SNSに限らず、ワイドショーでも今週は割とガッと一色になった感じがありますけども。Corneliusこと小山田圭吾さん
筆者は普段はアメリカで陸上などを中心に取材をしているジャーナリストで、東京オリンピックの取材パスは個人で取得した。取材パスを取得したジャーナリストやメディアには、組織委員会から入国手続きやコロナ検査に関する資料、入国してからの行動規制、取材規則など膨大な資料が連日送られてくる。しかしメディアの担当者によると、その対応が「オリンピック史上最高の難易度」だというのだ。 海外メディアが取材のために日本へ渡航する場合、搭乗前96時間以内に2回の検査が必要となる。しかし日本政府が指定する検査を行う医療機関に限りがあるため、メディアの「コロナ対策責任者」は各医療機関への連絡、書式の確認、予約を行う必要がある。検査から入国日までに週末をはさむ場合などは、検査結果が間に合うかヤキモキさせられる。 問い合わせをしてもまともな応答はない 入国前には、入国後2週間の取材予定表や出国予定の提出が義務づけられている
「プロ野球やJリーグは観客入れてやってるじゃねーか!なんでそっちにも中止や無観客の要請を出さないんだ医師会は!」という的外れな騒ぎを起こしている連中が居るので解説しておく。 1.プロ野球とJリーグは上位組織や専門家を巻き込んでイベント開催ガイドラインを作り、随時改善しながら1年以上興行を続けた実績があるまずこれを指摘しておきたい。Jリーグ村井チェアマンが発起人となり、プロ野球や感染学の専門家や政府をも巻き込んだ「新型コロナウイルス対策連絡会議」が2020年春に作られ、そこで1から開催ガイドラインを作り、同年夏から試合という興行を再開に持ち込んだ。新型コロナウイルス対策連絡会議は今でも定期的に開催されており、7月5日に第35回目の会合が開かれている。試合開催ガイドラインも随時更新されており、違反したらチームや選手や観客個人にも罰則がある強制力のあるものだ(この強制力が重要なのだが後述)。そし
開幕が迫る東京五輪について、日本でも話題を呼んだ「ぼったくり男爵」の記事を書いた米有力紙「ワシントン・ポスト」のコラムニスト、サリー・ジェンキンスが、このたび再び辛辣なコラムを執筆した。クーリエ・ジャポンはこの最新のコラムを緊急全訳でお届けする。 「安全で安心」催眠術のように繰り返し 東京五輪は安全、それも完全に安全だ。どうしてわかるのかって? フォン・ボッタクリ男爵をはじめとする国際オリンピック委員会(IOC)の大御所がそう断言しているからだ。 それに、IOCが断言するなら信頼できる、そうじゃないだろうか? 大御所方を見てほしい。濃い色のラペル(下襟)に金のピン、縁なしのメガネを身につけていて、とても権威がある。彫像のように不動で強固。生身の人間に似ているのは単なる偶然だ。 IOCに安心感を感じるコツは、彼らの姿勢やプロパガンダを鵜呑みにして、不穏な秘密の裏側の目隠しを無視することだ。世
「3.5D by KAMITSUBAKI STUDIO x PARCO」一年間ありがとうございました。 いつも応援してくれてありがとうございます。 一年に渡るプロジェクト「3.5D by KAMITSUBAKI STUDIO x PARCO」先日無事に終了致しました。 「3.5D」についてプロデューサーとしての想いを書かせて頂ければと思います。 2019年11月よりオープンした「3.5D by KAMITSUBAKI STUDIO×PARCO」はKAMITSUBAKI STUDIOの情報発信基地として、一年限定の店舗として運営してまいりました。 PARCOさんの全面バックアップにより「PARCO GALLERY X跡地」を使わせて頂く事で私達だけでは実現が出来ない“素晴らしい情報発信基地”が作れました。 PARCOさんには最大限の感謝です。 「3.5D」は期間限定のプロジェクトだったのです
毎年恒例、世界最大のアイドルフェス「TIF」は、今年も東京・お台場 青海周辺エリアで観客を動員して行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催中止に。その代替企画として初の試みとなるオンライン形式の「TIF」が実施されるに至った。フェスでは計6つのライブステージを中心に、全日程合わせて200組以上のアイドルがパフォーマンスを繰り広げた。 指原は3日間のオンラインフェスを終え、「本当に正直なことを言えば、『そりゃ生のほうが楽しいよな』とは思います。それは関係者の皆さんのほうがわかっていらっしゃるでしょうし、『オンライン最高でしたよ』とは素直に言えないですけど、この短い期間でよくここまでクオリティを上げてくださったなという印象です。ステージがたくさんあって、常にどこかのステージでライブをやっているので飽きないし、もちろんステージ間の移動もスムーズで」とコメント。初の試みとな
それぞれの“角度”から見えたものは?「FAVRIC」クロスレビュー 2019年9月29日(日)幕張メッセで行われたVTuberイベント「FAVRIC」。「バーチャル時代のファッションイベント」をコンセプトに、VTuberたちがランウェイを歩き音楽ライブを行う企画だ。当日、会場の各ブロックは満員状態。ニコニコ生放送でも配信され、Twitterでイベント名が世界トレンド2位に上昇するほどの注目を集めた。 Twitterで当日の感想を振り返ると、今回のイベントはステージにランウェイが設置されている構成上、どの場所から観るかによって、感想に大きな違いがあると分かった。また、音楽、ファッション、パフォーマンスなど、それぞれの注目ポイントの違いからも意見にバラツキが見られた。 そこで今回MoguLive編集部は、当日イベントを視聴したさまざまな人達にアンケートを配布。それぞれの視点から「FAVRIC」
「もう、特別な場所ではない」 フジロックフェスティバル(2019年は7月26日〜28日に開催)が終わった。 海外からはケミカルブラザースやSIAといった大物の来日、国内組ではエルレガーデンの11年ぶりの出演など、豪華なアーティストの参戦も話題を呼んだ。ソールドアウトする日が出るなど、今年も成功のうちに幕を閉じた、と言っていいと思う。 「フジロックフェスティバルは他のフェスとは違う」――フジロックに毎年通う人たちは、そう言ってフジを特別視してきた。 毎年まだアーティストのラインナップが決まる前からチケットをとり、タイムテーブルが出る前から予定を立て、宿を押さえ、どうやって7月最後の金曜日を休もうかと画策する人種が確かに存在する。開幕したフジロックのゲートの前で、「明けましておめでとうございます」と挨拶し合う彼ら、“フジロッカーズ”と呼ばれる人々は、「再びフジロックに集まること」を目的とし、金
初めまして。ジャニヲタで「Hey! Say! JUMP」八乙女光くん担当の千紘と申します。Hey! Say! JUMP(以下、愛称の「JUMP」)の現場で過ごす時間が、何よりも大好きです。 年に数回開催されるコンサートや、3カ月ほぼ毎日上演されるグループ全員が主演の舞台……。JUMPの現場は数年前まで、私にとって無限と言えるほどたくさんありました。 チケットを手に入れるのも比較的容易だったため、自分のお金さえあれば「一番大好きな時間」はどんどん増やすことができたのです。 しかし近頃、JUMPはようやくブレイクの波に乗り始めました。以前と比べるとテレビの出演数が増え、それと引き換えに現場の数が激減してしまったのです。こうして私は、現場1回の重みというものを今まで以上に感じるようになりました。 そこで見直したのが、現場へ行くときの“最強のお供”である「双眼鏡」と「うちわ」です。 ジャニヲタにと
先日、本ブログでも紹介した「マンガ批評/研究の転換期―1995年、『マンガの読み方』の成立過程とその時代」に、竹熊とともに参加してきました。 私(小形)も竹熊も、この『マンガの読み方』(以下、本書)を作った経験が、20年後の電脳マヴォ合同会社の創立につながっていることを考えると、こうしたシンポジウムが開催されることに多少の感慨を禁じ得ません。ここでは、当日の報告やその補足をしつつ、本書について振り返ってみたいと思います。 『マンガの読み方』制作の構図 当日は、まず野田謙介さんと三輪健太朗さんから、「マンガの読み方と「マンガ表現論」の成立過程」と題する報告がありました。これは現役のマンガ表現論の研究者であるお二人が夏目房之介さんが保存していた資料に依拠しつつ、本書がどのように成立していったのかを解析したものです。 これに続き「『マンガの読み方』の舞台裏」と題して、私と竹熊に加え、当時宝島社の
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