ロシアの北極圏の永久凍土では、数年前から巨大な穴が相次いで確認され、周囲への影響が懸念されています。この巨大な穴について、ロシアの研究チームが初めてドローンを使って内部を調査し、穴ができるメカニズムの解明につながるか関心が集まっています。 ロシア北極圏のヤマル半島やシベリアなどでは、2014年から巨大な穴が相次いで確認され、周囲にあるパイプラインなどへの影響が懸念されています。 これらの巨大な穴は、永久凍土に閉じ込められていたガスが何らかの理由で爆発してできるのではないかとみられていますが、詳しいことは分かっていません。 こうした中、ロシア科学アカデミーなどの研究チームは、去年7月に発見された17個目の穴について、はじめてドローンを使って内部を撮影し、分析した結果を先月発表しました。 それによりますと、この穴は直径25メートル、深さおよそ30メートルの大きさで、穴の底の部分には横に広がる大
ロシア極東カムチャツカ半島、ハラクティルビーチ周辺の様子。国際環境NGOグリーンピース提供(2020年10月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / GREENPEACE / handout 【10月6日 AFP】ロシアのカムチャツカ(Kamchatka)地方で、大量の海洋生物の死骸が打ち上げられた。原因は海洋汚染で、5日には同地方にある軍の試験場に貯蔵されていたロケット燃料が流出したのではないかとの懸念が持ち上がった この海洋汚染は先月、地元のサーファーらが目の痛みを訴え、海水の色が変わり、異臭を放っていたと報告したことで発覚。当局が後に確認したところによると、サーファーらの角膜がただれたという。 地元住民らも観光客に人気のある黒砂のビーチで、アザラシやタコ、ウニなどの海洋生物の死骸が大量に打ち上げられているのを目撃した。 カムチャツカ地方のウラジーミル・ソロドフ(Vladimir So
シベリアで新たに発見されたクレーターは、これまでに発見された同じタイプのクレーターの中では最大級で、深さは約50mある。(PHOTOGRAPH BY EVGENY CHUVILIN) 最近、シベリアのツンドラの上空を飛んでいたロシアのテレビクルーが、興味深いものを発見した。サッカー場の半分ほどの大きさの深いクレーターが、凍った大地にぽっかりとあいていたのだ。クレーターの周囲には数百メートルにわたって氷や土の塊が飛び散っていて、それらが地中から噴出したものであることは明らかだった。 シベリアの北極圏では、2014年以来、こうしたクレーターが続々と見つかっている。科学者たちは、このクレーターは泥と氷の丘の下に閉じ込められたメタンガスや二酸化炭素が爆発してできたもので、今後、地球温暖化とともに増えていくだろうと予想している。とはいえ、この現象についてはわからない部分が多い。 「何が起きているのか
<村の長老も見たことがない大群、しかも「人を追い回す」新種のホッキョクグマ。殺さずに排除する方法はあるのか?> ロシアではこの数カ月、50頭を超えるホッキョクグマが住宅やオフィスに侵入し、人を攻撃する例も確認されており、当局が非常事態宣言を発令した。 集落を襲ったホッキョクグマを見る 村では車や犬を使って追い払おうとしているものの、ホッキョクグマはライトや吠え声に慣れて怖がらなくなっており、効果がない。空に向けて銃を撃っても、驚かないという。 場所はロシア北東部にあるノバヤゼムリヤ列島の定住地、ベルーシャ・グバ。常時6頭から10頭のホッキョクグマが居ついている。地元自治体のアレクサンダー・ミナエフ副首長によれば、その一部が「攻撃的」な振る舞いを見せており、地元住民は怯えて暮らしている。AFP通信によれば、同列島には約3000人が暮らしている。 「住民はホッキョクグマに怯え、家から出るのも怖
ロシア・ブルガリア・ウクライナ・ルーマニア・モルドバなどに北アフリカから黄砂が流れこみ、雪と混ざったことによって、雪山がオレンジ色に染まっています。スキー場で撮影された写真がまるで火星のようだとして話題になっています。 Orange snow blankets ski resorts in Sochi Russia - CNN https://edition.cnn.com/2018/03/25/world/orange-snow-russia-trnd/index.html Orange snow transforms eastern Europe into 'Mars' | World news | The Guardian https://www.theguardian.com/world/2018/mar/26/orange-snow-transforms-eastern-euro
火山噴火と地震活動 自然の力 カムチャッカのシベルチ火山で近年の全世界の噴火の中で最大級の爆発的噴火が発生。1万2000メートルの高さに達する巨大なキノコ雲が立ち昇る 1万2000メートルの高さの噴煙を上げるシベルチ山 ・Voznikov.A.B 多数の火山が存在するカムチャッカ半島にあるのシベルチ山は、最近噴火を繰り返していたのですが、6月15日、近年の噴火の中で最大の爆発的噴火を発生させました。 噴煙の高さは、何と 1万2000メートル。これは、最近の世界のどんな噴火よりも巨大な噴煙の高さとなります。 5月の噴火の際にも 4000メートル級の噴煙が確認される噴火を起こしたりしていましたが、どうやら桁違いの大噴火を始めたようです。 ・Insragram Sponsored Link ロシアのカムチャッカ火山観測所(KVERT)によれば、噴火が発生したのは 15日未明で、その後、日本の気象
メタンガスには最大で二酸化炭素の80倍もの温室効果があるといわれており、地球温暖化が叫ばれる中でその存在は看過できないものであるとされています。ロシアの科学者による新たな論文では、ロシア北部・シベリアの永久凍土地帯にはメタンが充満した「泡」が地中に存在していることが確認され、それらがいつ「爆発」してガスが大気中に放出されてもおかしくない状態であることが判明しています。 7,000 underground gas bubbles poised to 'explode' in Arctic http://siberiantimes.com/science/casestudy/news/n0905-7000-underground-gas-bubbles-poised-to-explode-in-arctic/ 7,000 massive methane gas bubbles under th
北半球の北極に近い領域には永久凍土と呼ばれる凍り付いた土壌で覆われる地帯が存在しています。しかし近年の地球温暖化が原因とみられる永久凍土の溶解が観測されており、長さ1kmに渡る広い範囲が大きく陥没する現象が起こっています。 BBC - Earth - In Siberia there is a huge crater and it is getting bigger http://www.bbc.com/earth/story/20170223-in-siberia-there-is-a-huge-crater-and-it-is-getting-bigger Siberia's 'doorway to the underworld' is getting so big it's uncovering ancient forests - ScienceAlert https://scien
露シベリアのナディムで、トナカイが引くそりに乗る先住民(2005年3月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/TATYANA MAKEYEVA 【11月18日 AFP】温暖化が進む北極圏で海氷が消失し、ロシア北部の先住民集落が生活の糧としてきたトナカイの遊牧が脅かされていると警告する研究論文が16日、英国王立協会(Royal Society)の専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に掲載された。この集落は先住民ヤマロ・ネネツ(Yamal Nenets)人たちが住むロシア北部に残った最後の先住民集落の一つ。 論文を発表したフィンランド・ラップランド大学北極センター(Arctic Centre of the University of Lapland)などの研究チームは、露シベリア(Siberia)西部における海氷の縮小が原因で2006年と13年に深刻な「積雪上の降雨(R
ロシア バイカル湖の浅水域では、2011年以降、秋が来るたびに、分厚く敷き詰められた線維状の藻が観測されるようになった。原因は明らかになっていないが、汚水および町からの流出水が疑われている。(PHOTOGRAPH BY Photograph by Viktor Lyagushkin) 世界で最も深い湖であるロシアのバイカル湖は、世界有数の手つかずの地として知られてきた。しかし、ここ数年、奇妙な緑のスライムが増えており、科学者らは汚染源探しに躍起になっている。 バイカル湖を10年以上研究している米ワシントン州立大学の湖沼生態学者であるステファニー・ハンプトン氏は、「(バイカル湖は)世界の美しい場所トップ5の1つに違いないが、最近の劇的な藻の繁殖には注意が必要です」と述べている。(参考記事:「世界各地にある透明で美しい湖」) 2011年以降、秋が来るたびに、湖底にびっしり敷き詰められた線維状の
虹がかかったバイカル湖(Lake Baikal)の湖上を移動する船(2008年7月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/DMITRY KOSTYUKOV 【1月21日 AFP】ロシア当局は20日、同国南部にある世界最大の淡水湖、バイカル湖(Lake Baikal)の水位が過去最低の水準にまで低下していると警告した。環境活動家らは、干ばつと周辺地域による湖水の工業利用が原因だと指摘している。 バイカル湖に面したロシア南部ブリャート(Buryatia)共和国の非常事態省は、湖に接する村などで水不足が報告されていることを受け、厳戒態勢を敷くと宣言。 ロシア政府が許容するバイカル湖の最低水位は標高456メートルだが、現在の水位はこれを8センチ上回るのみとなっている。ブリャート共和国の天然資源環境相によれば、水位はここ60年で最低レベルの状態が続いている。 地球上にある淡水の約20%をたたえるバイカ
「割箸」と環境問題 1. 現在日本の外食産業で使われている「割箸」はその殆どが中国産です。 2. 中国では年間250億膳ほどを日本に輸出している、といわれておりますが、 一方で中国国内向けではこれより多い300億膳が流通している、といわれております。 3. 割箸はその昔、間伐材や丸太(原木)を四角く製材したときに出る断面が半円形の「背板」と呼ばれる端材から作られておりました。それが現在、中国では芯部の直径約5cmほどを残した総てで割箸は作られておりました。 4. 割箸に使われる樹種はヤナギ科のアスペンと樺がほとんどです。アスペン材はほとんどが植林された人工林のものが使われており、樺材については7割がロシア産という事でした。 5. 植林については、日本の箸輸入企業組合では30年ほど前から資金を提供し続けております。 6. 資料によると、中国の森林面積と蓄積量は増加しつづけているとの事です。「
シベリア・タイムズ紙によると、隕石説、ミサイル説、派手ないたずらやメタンガスなどの混合物の爆発説、果てはエイリアン説まで出ているという。 一番可能性が高そうなのが、気候の変化により永久凍土が融け、地中に溜まっていたメタンガスが放出されて爆発が起きた、という説だ。科学者らは、充分な調査なしにはっきりとしたことは言えないとコメントを控えている者も多い。 これまでに発見されたシベリアン・クレーターの位置 ロシアの地質学者、生態学者、歴史学者をも含んだ専門家たちの見解は一致していないそうだ。「人の手によるものには見えないが、自然にできたようにも見えない」と困惑を示す学者もいる。 ヤマル半島にある、第二の穴は深さ約70メートルで、7月初めに専門家らが訪れたときには底に氷のようなものがあったという。直径は推定約30メートルであり、掘り出された、または爆発で撒き散らされた土まで含めると、その直径は60メ
隕石よりも予測不可能。 シベリアに突然巨大な穴がぽっかり現れました。この穴ができた原因は特定できていませんが、ネット上では隕石か?UFO衝突か?と一時騒然としました。現地の映像や画像からは、とにかく穴が深く、我々が「地面」と認識している層のその下まで空洞が続いているらしいことが見て取れます。一体この穴は何なのでしょうか? 穴の大きさは直径約60m、内部の直径は約40m、深さは不明です。下の映像は、穴を上空からヘリコプターで撮ったものです。 この穴があるのはモスクワの東約3000㎞ほどにあるシベリア北西部のヤマル半島で、600km以上にわたる永久凍土が広がり、北極海はすぐそばです。さまざまなケナガマンモスなどの考古学的発見が多いことでも知られていますが、1972年には巨大ガス田が発見され、ロシアのエネルギー開発戦略上のキーエリアとして、同国のエネルギー大手企業・ガスプロムが開発中です。 原因
【モスクワ=緒方賢一】ロシアの有力紙イズベスチヤは14日、1971年に地下核爆破が実施された同国中部イワノボ州で、今日もなお放射性物質セシウム137の汚染が深刻であることが判明したと報じた。 汚染の実態は国営原子力企業ロスアトムが2011年、同州で大規模調査を行った結果、分かった。場所によっては土壌1キロ・グラム当たり、最悪で10万ベクレルのセシウム137が検出されたという。この値は日本でコメの作付け制限が発動される基準値(昨年時点)の20倍という高いものだ。同社は除染に乗り出すことを決めた。 汚染地域はモスクワの北東約340キロ・メートル。当時、ソ連では資源探査や大規模な土木工事で、破壊力が大きい核爆弾を使用した。軍事的な核実験とは区別し、「平和的核爆発」と呼ばれた。 イワノボ州の核爆破は「地質調査のため」で、地下約620メートルで実施された。だが、爆破の後、放射性物質を含む地下水が間欠
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