去年12月、広島県府中町の中学3年生の男子生徒が自殺した問題で、生徒が通っていた中学校で9日朝、緊急の全校集会が開かれ、生徒に万引きの非行歴があったとする誤った資料に基づく進路指導は不適切だったと校長が謝罪しました。 学校や町の教育委員会は、自殺当日まで5回にわたって行われた進路指導の際、生徒に万引きの非行歴があったとする誤った資料に基づいて、担任の教諭が志望校への推薦は出せないと伝えていたことを認め、誤った資料に基づく進路指導が生徒の自殺につながったとみられるとしています。 この問題を受けて中学校では、9日午前8時半から緊急の全校集会が開かれ、学校側によりますと、校長が、誤った資料に基づく今回の進路指導は不適切だったと全校生徒に説明し、謝罪したということです。 また、生徒は病気で死亡したと、これまで事実と異なる報告をしていたことを謝罪したということです。生徒から発言はなかったということで