三重県志摩市で、1847(弘化4)年6月生まれで存命なら163歳の男性が戸籍上は生存扱いであることがわかった。1847年は江戸時代末期のペリーの黒船来航の6年前で、米国の発明王トーマス・エジソンが生まれた年。同市の戸籍には100歳以上の高齢者が124人おり、いずれも住民登録はなかった。2004年10月の5町合併による市制施行前に戸籍を電算化した際、古い記録が引き継がれたらしい。 さらに愛知県岡崎市では159歳女性、同県豊橋市では153歳女性、滋賀県東近江市では151歳の男性2人が戸籍上は生存の扱いになっていることが判明した。 このほか全国では、三重県尾鷲市で147歳女性、同県松阪市で147歳男性、岐阜県郡上市で144歳(性別非公表)……と、「戸籍上生存」の超高齢者が相次いで判明している。所在不明の100歳以上が29人に及ぶという愛知県高浜市の担当者は「戦中や戦後の混乱などで死亡届が提出