尖閣諸島の魚釣島に香港の活動家らが上陸するなどした事件で、沖縄県警と第11管区海上保安本部(那覇)に入管難民法違反容疑で逮捕された14人を、政府が強制送還とする方向で調整していることが16日、分かった。一両日中に判断する。 沖縄県警が不法上陸容疑で逮捕の5人は16日午前、巡視船で那覇市に到着。県警は那覇署など4署に分散留置する。抗議船に乗って不法入国容疑で逮捕した、残る9人も同日午後に那覇市に到着する見通し。 2004年に尖閣諸島に上陸した中国人活動家7人は強制送還された。こうした前例も踏まえ、政府関係者は「前回と同様の措置になるだろう」としている。