横綱白鵬が大相撲名古屋場所13日目で通算1048勝目をあげ、元大関魁皇の持っていた歴代最多1047勝を上回る新記録を達成した。初土俵から98場所での最多勝到達は、魁皇より42場所早い。優勝39度。実績は名横綱たちと比べても群を抜いている。 白鵬を支える裏方がいる。横綱自らが「ともに本場所の15日間を戦う同志」と位置づけて「チーム白鵬」と名付けた2人だ。ここ1年の横綱は、昨年秋場所で昇進後初の全休を経験するなど、年齢的な衰えもあり、苦境に陥った。そこから復活した先場所の全勝優勝、そして今場所の偉業達成。陰には信頼感で結ばれたスクラムがあった。