その後の記者会見でこのワンシーンについて質問が飛ぶと、ペップはこう答えた。 「ラヒームは素晴らしいシーズンを過ごしたけれど、前半の彼は良いプレーができていなかった。私が話していたのは改善点だよ。ボールを失っていたし、アクションの素早さが足りていなかったし、パスすべきところでパスを出せていなかった」 「断言しよう。私たちはまだまだ多くの点で改善できる」 この日も2ゴールを挙げて勝利の立役者となったスターリングだが、そのパフォーマンスに満足できなかったペップ。カタルーニャ人指揮官は、いかなるときも選手を成長させることが「監督の仕事」だと続ける。 「いつも自分たちで改善していくんだ。まずは私が発破をかけて、コーチングスタッフと共にチャレンジしていく。自分たちで尻を叩き続けて向上していくしか方法はないよ」 「私たちが偉業を成し遂げられたのは選手たちのおかげに他ならない。彼らの背中を押したり、尻を叩