ファイルメーカーは、iPadとFileMakerのビジネス導入における最新事例を発表した。クラフトビールの製造および販売を行うヤッホーブルーイングは、全国の飲食店に出荷するビール樽の返却履歴を管理するカスタム AppをFileMakerプラットフォームで構築し、iPadで運用してるとのことだ。導入による効果として、樽の紛失による経費の大幅削減、記録漏れなどヒューマンエラーの低減、タイムリーな生産計画への貢献などが挙げられている。 長野県の軽井沢に拠点を置くヤッホーブルーイングのビールは、浅間山の麓にある醸造所で造られ、全国に届けられている。飲食店向けの製品は樽に充填され、ここから出荷されているが、飲食店で空になった樽を出荷元に返却する際、遅れが出たり、誤って違うメーカーに返却されてしまったりすることがあり、樽が紛失して追跡できなくなるという問題を抱えていた。この問題を解決するため、同社では