名古屋グランパス移籍が内定していた新潟のブラジル人MFレオシルバ(30)の入団が、破談となった。グランパスのJ2降格を受けてレオシルバ側が移籍に難色を示し、グランパスも約2億円とみられる高額の年俸を支払う契約を見直したい意向を持っていたことから、移籍は白紙となった。すでに鹿島がオファーを出しているほか、複数のJ1クラブが興味を持っている。 J1昇格への目玉補強が、頓挫した。現在J最強のボランチと言われるレオシルバは、今年6月に獲得を目指した“グラの恋人”。このときは最終的に約5億円となった移籍金を支払う方針で久米前社長は動いていたが、保坂チーム統括部担当部長が反対。その資金を使って自身が進めていたMFハ・デソンとMF扇原の2人を獲得する方針に変更した。ただこの際、移籍金が約1億円にまで減額する今オフに移籍するという覚書をかわしていた。