新しい本を書きました。 前作『アイデア大全』の続編で、問題解決についてツールを集めた道具箱のような本です。 このトピックに関する限り、知ってることは全部書いたので、ブログでおなじみのトピックも、一度も書いてないことも、すべて盛り込みました。問題解決についての技法の集大成になってます。 今回も、情報拡散や感想、書評などでご支援いただけると幸いです。 (追記 2017.11.22) 関係者様のご尽力と読者の皆様のご支援あって、 『アイデア大全』『問題解決大全』ダブル増刷、決まりました。 『アイデア大全』7刷 40000部、『問題解決大全』2刷 24000部となりました。 引き続き、情報拡散、店頭での目撃報告、感想等、よろしくお願い致します。 問題解決大全 ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール The Problem Solving Skills Dictionary 著者: 読書
「なぜなぜ分析」は、品質管理や労働安全管理などの分野で、よく用いられる手法だ。発生した問題事象の根本原因を探るために、「なぜ?」「なぜ?」とくりかえして掘り下げていく。この問いかけを“5回はくりかえせ”と、よく指導しているため、別名「なぜなぜ5回」とも呼ばれる。元々、トヨタが発祥の地であり、トヨタ生産方式の普及とともに、他の業界や分野でも使われるようになった。 図は、トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏の著書から一例をとって、図示したものだ。工場内のある生産機械が故障してとまったとき、「なぜ機械は止まったか?」の問いに、「オーバーロードがかかって、ヒューズが切れたからだ」と答えただけでは、じゃあヒューズを交換して再起動すればいい、という答えしか出てこない。 しかし、なぜオーバーロードがかかったのか?→ (2)軸受部の潤滑が十分でないからだ、とほりさげ、 さらに (3)潤滑ポンプが十分組
新しい価値づくりの「レンズ」で見る 2014年、世界初の感情を認識するヒト型ロボットとして誕生したソフトバンクグループの「Pepper(ペッパー)」。翌年には19万8000円で販売され、連日即時完売する様子が話題になりました。 ところが先日、ペッパーの開発・販売元であるソフトバンクロボティクスが、約300億円の債務超過だと報じられました。この事実は、従来の価値づくりの「レンズ」で見ると、失敗談に見えるかもしれません。しかし、新しい価値づくりの「レンズ」で見ると、将来の可能性が見えてきます。 私の専門である「サービス・マネジメント」という学問分野では、従来の価値づくりの「レンズ」を「グッズ・ドミナント・ロジック」(G-Dロジック)、新しい価値づくりの「レンズ」を「サービス・ドミナント・ロジック」(S-Dロジック)と言います。それぞれの違いに触れる前に、背景となる環境の変化を説明します。 SH
10年前にも「選挙はお祭り」 批評家の東浩紀が、「積極的棄権の声を集める」という署名活動をはじめた。「人々に棄権を薦めるような言動をするなんて、とんでもない!」と批判の声があがるいっぽう、現時点で東のもとには5000人の署名が集まってもいる。 2017年秋の総選挙は民主主義を破壊している。「積極的棄権」の声を集め、民主主義を問い直したい。 東は、自分の意図をこう説明している。今回の選挙は実施するに値しない。そう考えているのは自分だけではないはずだ。よって「積極的棄権」の署名によりその意思表示をすべきである、と。 「今回の選挙、くだらなすぎる」 投票棄権の賛同署名を集める東浩紀さんの真意とは? しかし東の意図が「今回の選挙」を批判することだけにあるなら、たんに安倍首相の衆議院解散への反対署名を集めればよい。なぜ東は「棄権」という言葉にこだわるのか。 じつは東が選挙に否定的な主張をしたのは、今
シリコンバレーのスタートアップを数多く取材する中で気付いた「シリコンバレーにおけるディシプリン(規律)の存在」や「General Electric(GE)やIBM、SAPといった老舗企業が必死になってシリコンバレーのスタートアップを真似している理由」、そして「日本企業がイノベーションを実現するための処方箋」について解説します 詳しく知りたい場合は「GE 巨人の復活」をご覧下さい。 http://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/17/P55110/ 今後の記事は「シリコンバレーNext」をご覧下さい。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/siliconvalley/ Read less
元祖ハッカー、竹内郁雄先生による書き下ろし連載の第46回。今回のお題は「プログラミングのパラダイム」。 ハッカーは、今際の際(いまわのきわ)に何を思うのか──。ハッカーが、ハッカー人生を振り返って思うことは、これからハッカーに少しでも近づこうとする人にとって、貴重な「道しるべ」になるはずです(これまでの連載一覧)。 文:竹内 郁雄 カバー写真: Goto Aki 私は研究所で仕事をしていたのに、学位(博士号)を取ることに興味がなかった。プログラミングが好きな人にありがちなのだが、システムを作るほうに興味があったのだ。当初から上司に早く学位を取るように言われていたのだが、依怙地にそれに反発していた。どうも学位を取ってしまうと、管理部門的な仕事に回されてしまう事例が多かったこともその一因だった。学位を取ると「上がり」になるような雰囲気だったのだ。 生涯一保守(・・)のような研究所生活だったが、
Rails を使ってはや10年。 Rails のことはかなりわかっている方だと思う。 だが、最近 Django (Python のウェブフレームワーク)を使いはじめて、いままで苦労して Rails を使ってきた努力は何だったのだろうと思った。 Rails だとすぐアプリが開発できると人はいう。 それは嘘じゃない・・・だが大きな犠牲を払ってだ。 Rails は Ruby の柔軟さを利用(悪用)して、徹底的に Ruby 言語が改変されている。 DSL が多用されている。 要するに、「レール」を外れると、どうしたらいいのかすぐわからなくなるのだ。 だから四六時中、フレームワークやプラグイン(gem)のソースコードを解読しようと格闘する羽目になる。 その点 Django は Python らしく、フレームワークは余計なことをしない。こちらが何かしないかぎり、何も起こらない。 すべては明示的(exp
人は役割がないと不安になる生き物だ。どこにも所属せず、ふらふら生き続けるという事は表面上からみるほど楽ではなく、誰にでも簡単にできる事ではない。 時々、生活保護やニートの人達が何もせずにフラフラしているのをみて「けしからん」と憤っている人がいるが、実際のところ何もせずにフラフラするのは想像を絶するほど苦しいものだという事をご存知だろうか? 休みはたまにあるから休息になるのであり、それ単体ではただの毒だ。 人はあまりに長期間”何もしない”で時間を無為に過ごし続けさせられると、頭に様々な不安がよぎっていき、発狂してしまいかねない程の極地に立たされる事になるのである。 <参考> 20年間引きこもりしている友人に会って思わず絶句した。 何もしないのは何故辛いのか ”何もしない”のが辛いのは、恐らく原始時代の頃にあった風習が元になっている。 太古の昔、人は群れを形成し、他の集団と対抗しながら生活をし
日露戦争終結時の連合艦隊解散の辞に、こういう一節がある: 武力なるものは艦船兵器等のみにあらすして之を活用する無形の実力に在り百發百中の一砲能く百發一中の敵砲百門に對抗し得るを覺らは我等軍人は主として武力を形而上に求めさるへからす 「武力とは船や兵器だけじゃなくこれを活用する無形の実力にあり、百発百中の砲一門は百発一中の敵砲百門に対抗しうることを自覚し、われわれ軍人は武力を主として形而上的なものとして求めるべきで、そうでなくてはならないのだ。」という意味である。 後年の帝国海軍の「月月火水木金金」といわれた猛訓練の精神的基礎となったこの言葉は、言わんとするところは理解できるものの、全体としては小学生でもわかるくらい間違ってる。百発百中の砲1門と百発一中の砲100門が撃ち合えば、味方の砲は1度の射撃で破壊され、敵の砲を1門破壊したとしても残りが99門もあって、戦力は1%しかダウンしない。完敗
カーツワイル氏の未来予測それ自体とはあまり関係がない数学的 (あるいは哲学的) 事項を、もう1点指摘しておきます。 何らかの物理量の「過去の増加傾向」を観察して、それが指数関数的に増加していることが確認できたとしても、今後もその傾向が永続し指数関数的な増加が続くとは言えず、その物理量の増加傾向を説明するモデルは無限に存在します。 たとえば、何らかの物理量を一定の時間間隔を置いて観測したところ、2→4→8→16→32→64→128→256→512→1024 という値が観察できたとします。 なるほど確かにこの系列は、指数関数的な増加の傾向を示していると言えます。 けれども、結論に飛び付く前に落ち着いて再度検討してみると、このような系列を説明できる関数は、何も指数関数に限りません。 たとえば、最初に指数関数的に増加した後、ある一定の値で停滞するシグモイド曲線も、この点列をうまく説明できます。 図
天皇家の娘さんが汚いおっさんどもにめちゃくちゃにレイプされるエロ漫画とか 天皇家の息子さんがお国のために冒険するファンタジーゲームとか 見たことないんだけど日本に存在するんです? 見てみたいの、私だけなのか。 あるの?ないならなんでないの?不敬罪だから? 追記 ホッテントリ入りしててびびる。みんな作品を教えてくれたり意見どうもありがとう。 ご指摘の通り古典には明るくないです。でもラノベとかRPGとか絵柄が濃くない漫画とかそういうのが見たいって言ったつもりだった。 あと右翼とか左翼って出てきて更にびびる。 実在の人物を描くのは〜ってあるけど、普通にこう伝説の勇者の血筋みたいな感じで天皇家の名前を出すだけでも中傷にあたるのかな。 お前は由緒正しい生まれなんだから魔王を倒すのよ的な。倒さなくてもオブリビオンな感じでもいいんですけど。 レイプに関しては軽はずみだったかも。でも高貴な血筋を汚すみたい
新しい技術が出てきたとき、大多数の若い人よりも圧倒的にスピーディーに使いこなすおっさんは珍しくない。 新技術を習得する能力は、年齢よりも、「スキルを獲得するために必要なスキル」、すなわち「メタスキル」に大きく依存するからだ。 たとえば、ある開発ツールを導入すべきかどうか若い人に相談されたので、「まず、ドキュメントを読もう」と言ったら、「ドキュメントを読んでもよくわからなくて。。」と言う。ググったらすぐに公式サイトの至れり尽くせりのドキュメントが出てきたので、「これ読めばいいじゃん」と言ったら、こんなに大量の英語のドキュメントを読むのは無理だと言う。 あるいは、AIを導入するという話になったとき、「AIがよく分からないので教えて欲しい」と言ってきた若い人に、良質の入門書を勧めたら、数式が分からないので読めないのだという。数式の読み方を教えてみたら、数式以前に、そこで使われている数学概念自体を
5月28日放送のフジテレビ「ワイドナショー」内で紹介されていた、宮崎駿監督の「引退宣言集」に誤りがあったとして、同番組は6月4日、番組冒頭であらためて謝罪しました。松本人志さんはこれを受けて、今度また同じようなことがあれば「もう僕はワイドナショーを降りようと思ってるんです」とコメント。突然の“降板宣言”に、一時スタジオがざわつく一幕もありました。 同番組は28日の放送内で、「人生で最高に引退したい気分」など、宮崎監督の過去の「引退宣言」についてフリップで紹介。しかし放送後、フリップの内容が、2013年にTwitterに投稿されていたネタツイートと酷似しているとの指摘が相次ぎました。その後番組は公式サイト上で、「実際には宮崎駿氏の発言ではなかったことが分かりました」として謝罪していました(関連記事)。 28日放送内で紹介された、宮崎駿監督の引退宣言集」を再現したもの(編集部作成) 松本さんは
世の中には、最後の一文字が違うだけで意味が全く異なる言葉がある。例えば、「被告」と「被告人」は使われる場面が違う。被告は民事訴訟で訴えられた側だ。被告人は、犯罪の嫌疑を受けて起訴された者で、こちらは刑事訴訟になる。 筆者が通信社の記者として裁判の記事を書くときに、被告と被告人を書き間違えてはならないと教え込まれた。民事裁判と刑事裁判の区別すらできていないということになるからだ。だが、メディアの多くは被告に統一してしまっている。 一文字ではないものの、最後の単語を省略して使ってしまっているために、現在も混乱を招いている事例がある。「マイナンバー」と「マイナンバーカード」である。 ITproの読者にとってはもはや、いわずもがなだろう。マイナンバーは、国内に住む一人ひとりに振られた12桁の番号である。マイナンバーカードは、希望者に配られる顔写真が入った身分証となるカードだ。 カード裏面にマイナン
2013年08月28日社長室曲突徙薪の教え(危機管理・予防保全の考え方) その1 統括会議ならびに部門長会議において、先日社長から次のようなお話がありました。 最近部門長の危機管理意識が薄れていること。 危機管理とは将来を見通し本当の危険・危機とは何かを考えて予防をすること。 危機や品質低下は自分達が起こしており、危機を起こさない対応に徹すること。 自分が危機管理・品質管理の隊長であることを認識すること。 統括・部門長は職務上必要のある時は、真っ直ぐな発信をして欲しい。 十八史略(西漢宣帝)に「曲突徙薪(きょくとつししん)」の例え話がある。 漢の宣帝の時代に霍光という重臣が実権を握っていた。これを見て徐福という者が 再三、宣帝に上訴した。「霍光の一族は霍光の威光を振りかざして傲慢な振る舞い が目に余る。その内謀反を起こす危険性があるので、今の内に手を打つべきだ」 しかし、霍光の功績は大であ
ポエムです。半分、半生の自分語りです。 就活の頃の振り返りと現状の業界観と自分の仕事についてです。 就活中で、複数の会社で迷っている人に、何かの役に立てばと思って書きます。 Web との出会いとプログラミング Web に触れたのは小学生の最初の頃だった。家にWindowsXP のマシンが来て、それ以来。 しばらくして、個人でPC 向けゲームを作っている方の個人サイトに入り浸って、技術の進歩をゲームから垣間見ていた。 この頃、2ch は電車男で有名になる前で、各所にphp の掲示板がたくさんあった時代だったと思う。 .pl を見た記憶はない……。 掲示板やチャットでネット超しのコミュニケーションをするようになって、インターネットってすごいと感じた。同時に、自分が片田舎に住んでいることに窮屈さを感じた。 当時の知り合いで今も付き合いのある人も何人かいるし、個人サイトの管理人の方はプログラミング
衆議院を通った共謀罪法案、3分の2パワーで押し切られている以上、野党が参議院でいくらがんばっても、まぁ、成立しちゃうんでしょう。問題点、懸念点は野党や数々の法学者、法曹実務家が述べているそのままなので、そこに素人が何か足すようなことはないのだけれども、それをそのまま、安倍政権が何か邪悪な企みをしているかのように受け取って叫んでいる人々も中にはいるけど、そういうことではない。民主党政権時代には塩漬けにされていたけれども、自民党中心の政権であれば、誰が総理大臣であれ、いずれはこうなった、という類の話でしかない。 そもそも、なんで共謀罪なのか、といえば、 国連国際組織犯罪条約批准、というお題目のためだ。この批准は、確かにしたいのだろう。こういうのに批准して枠組に入ってないと、「国際組織犯罪」(マフィアとか、国際窃盗団とかが想定される)の情報交換に支障があるのでしょう。多分。ただ、逆に「国連国際組
2018年4月25日をもちまして、 『CodeIQ』のプログラミング腕試しサービス、年収確約スカウトサービスは、 ITエンジニアのための年収確約スカウトサービス『moffers by CodeIQ』https://moffers.jp/ へ一本化いたしました。 これまで多くのITエンジニアの方に『CodeIQ』をご利用いただきまして、 改めて心より深く御礼申し上げます。 また、エンジニアのためのWebマガジン「CodeIQ MAGAZINE」は、 リクナビNEXTジャーナル( https://next.rikunabi.com/journal/ )に一部の記事の移行を予定しております。 今後は『moffers by CodeIQ』にて、 ITエンジニアの皆様のより良い転職をサポートするために、より一層努めてまいりますので、 引き続きご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 また、Cod
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