アセンブリ言語の人気が上昇しているという。なぜなのだろうか。 TIOBEプログラミングコミュニティは、2016年7月のインデックスを公開した。Java、C、Pythonなどが上位を占める中で注目されるのは、アセンブリ言語が先月までの12位からベスト10に上昇したことだ。 アセンブラによってアセンブルされるアセンブリ言語は、プログラミング言語の中でもっとも機械語に近く、低級言語と表現される。 アセンブリ言語しかなかった時代はともかく、読み書きしやすく現在では速度も引けをとらない各種の高級言語が登場した今、なぜアセンブリ言語なのだろうか。 人気再燃の理由についてTIOBEは、小規模システムの普及を挙げている。いまや電動歯ブラシからコーヒーメーカーまで(とTIOBEは例を挙げているが、どちらもPhilipsの代表的な製品だ)、マイクロコンピュータが使われている。こうした、メモリと速度が厳しく制約