10月1日には多くの企業で内定式が行われた。10月1日時点の内定率は86.4%(リクルートキャリア調べ)と例年並みの高さになり、就活も終盤を迎えつつある。そこで今シーズンの就活を振り返ってみたい。 3月の就活説明会解禁後に企業の人事担当者や就活生の間で話題になったのは、今年急激に増えた「面談」という言葉づかいだった。 これは就活生をふるいにかける面接を意味する言葉だが、今シーズンは8月以降にしかグループディスカッションや面接といった選考をやってはいけないのが経団連ルール。そこに抵触しないように編み出された言葉が面談だった。「あくまで面談しているだけで、選考をする面接ではないですよ」という論理のようだが、子どもだましにも思える。 実はこの言葉は以前からも一部で使われており、某就職情報サービス会社が発祥と言われている。自社の顧客企業よりも先に採用をすることで有名で、顧客からのクレームを受けない